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見上愛&上坂樹里、「看護」という使命への尊敬がさらに深まった<新・朝ドラ『風、薫る』インタビュー>

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■考え方も価値観も異なるりんと直美、2人を演じる見上愛と上坂樹里の距離感

――今回が初共演ということですが、お互いの第一印象はいかがでしたか?

見上:初めて会ったのは、樹里ちゃんが直美役に決定したという発表会見の時です。あまりにも透明感がありすぎて、真っ白というか、何にも染まっていない感じがしました。この樹里ちゃんが直美の色になっていくのを隣で見られるのはすごく幸せなことだろうなと思いましたし、柔らかい雰囲気の中にしっかり芯の強さも感じて、それが直美に通ずるところになっていくのではないかとも思いました。

上坂:その、初対面時のことを思い出そうとするのですが、私は緊張しすぎていて……会見の日の記憶があまりありません(笑)。見上さんは良い意味で肩の力を抜かれていて、隣にいてくれるだけでとても心強い存在です。周りのことをよく見ていて、優しくて、それでいて「ついていきたい!」と思わせられるような逞しさも持っている方。まだ半年ほど撮影は続きますが、りんと直美として一緒に過ごせることが本当に幸せです。

(左から)見上愛、上坂樹里
――ダブル主演ということで、仲を深めるために何かしたことはありますか?

見上:撮影で一緒にいる時間がとにかく長いので、特別なことをして仲を深めなくても、顔を見るだけで何となく考えていることがわかるようになってきました。看護稽古中に話す時間も多くて、最初に「無理をせずに関係を作っていけたらいいね」と話したこともあって、お互い無理なく心地いい速度で、どんどん距離が縮まっているような気がします。

上坂:撮影中に「動きが難しいな」と思うシーンがあったのですが、見上さんから監督に「ここはこうした方が動きやすくなると思います」と提案してくださったり、それ以外の場面でもサラッと助け船を出してくださるんです。私は今のところ頼れる部分がまったくないので、残り半年の撮影の中で少しでも力になれることがあればいいなと思っています。

見上:いやいや! それで言うと、私がどのタイミングでセリフを発したらいいか悩むシーンがあったのですが、その時に樹里ちゃんが監督に「私こういう風にもできます」と言ってパターンを増やしてくれて。私が20歳の頃はそんなこと思いつかなかったし、思いついたとしてもちゃんと言語化して伝えるなんてできませんでした。樹里ちゃんは気づいていないかもしれないけど、私は何度も救われています。

(左から)見上愛、上坂樹里
――平日毎朝15分間放送される「連続テレビ小説」ですが、おふたりはこの“朝ドラ”という枠にどんな思いを持っていますか? また、この作品をどんな方に届けたいですか?

見上:朝の時間はとても大事だと思っていて、どう過ごすかによって、その1日が変わってくると思うんです。そんな大切な時間の15分間を使って「『風、薫る』を見よう」と選択してくださった方たちを元気づけるだけでなく、何か心に残り、忘れがたい瞬間を、半年の中で1つでも作れたらいいなと思っています。

上坂:私は小さい頃から連続テレビ小説が、日常の一部になっていたんです。そんな時間を届ける側になったというのは、本当に光栄です。15分という短い時間ですが、どの世代の方にも楽しんでいただける物語になっているので、仕事や学校に向かう中で少しでも背中を押したり、温かく優しい風を届けられたら幸せです。

(取材・文:米田果織 写真:高野広美)

 連続テレビ小説『風、薫る』は、NHK総合ほかにて3月30日より放送。

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