【山下智久×市原隼人】「智くん、隼人くん」と呼び合うふたりが語る、“永瀬と桐山”の特別な関係――将来ふたりが建てる不動産屋こそ「正直不動産」
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――今回、市原さんとの距離、特に“顔”が物理的にかなり近かったと思うんですが、山下さんはいかがでした?(笑)
ふたりのパッションが衝突 映画『正直不動産』場面写真 (C)大谷アキラ・夏原武・水野光博/小学館 (C)2026 映画『正直不動産』製作委員会
山下:あれが心の距離だと思います(笑)。
<照れ笑いする市原さん>
山下:あれは映画だからこそ成り立つところですよね。迫力が出たと思います(笑)。
今回、ふたりが本気でぶつかり合うシーンがあるんですが、実際に隼人くんからも現場でいろいろ提案してくれて。それがすごくいい形で作品に情熱を与えてくれたんです。あのシーンは本当にあってよかったなと、感謝の気持ちです。
山下智久
市原:アクションについては、監督からの意図も伺いながら、あとはふたりの気持ちで作り上げていった感じです。そこはもう百戦錬磨の山下智久がいるので(笑)。胸を借りました。あのシーンは本当にスペシャルだと思います。映画ならではの新鮮さがありましたし、桐山と永瀬、ふたりが今まで抱えていたものを吐き出せたので、ぜひ注目してほしいシーンです。
――おふたりから見て、桐山と永瀬はお互いの魅力をどう感じていると思いますか?
市原:永瀬の人間臭さ、正直さだと思います。桐山は事業を進めていく中で、何かを犠牲にしてきていると思うんです。時には人を騙すようなこともあったでしょうし、仕事の枠内だけではなく、人間としての愛だったり思いやりだったり。登坂不動産から独立した理由も過去の父親のトラウマがあって、なかなか自分に素直になることができない。
でも永瀬は風が吹くことで正直になれる。その姿を見ていると、桐山はもちろん作品をご覧いただくお客様も同じ気持ちになると思うんです。これだけ素直に生きられたら、正直になれたらどんなにいいだろう…と。一見するとポップに描いているんですが、人生の糧になる姿を永瀬は何度も見せてくれるんです。
市原隼人
山下:長年同じオフィスで働いていた仲で、永瀬は桐山の本心に薄々気がついていたんじゃないかと思います。桐山が発するその言葉とは裏腹に何を思っているのかを、しっかり感じようとしていた。永瀬は仲間意識の強いキャラクターですし、だからこそ今回の映画では、自分をなげうってでも、どうにか桐山を救いたいと思った。きっと永瀬が思ったというより、桐山にそう思わされたんだと思います。そんな関係性ってなかなかないじゃないですか。そういう相手に出会えたことは永瀬にとって良かったと思います。もちろん桐山の頑張りも刺激になっていると思いますし、切磋琢磨できる戦友だと思います。
――おふたりを見守る登坂不動産の登坂社長も、毎回印象的な言葉を残してくれます。演じる草刈正雄さんは、現場ではどのような存在ですか?
映画『正直不動産』場面写真 (C)大谷アキラ・夏原武・水野光博/小学館 (C)2026 映画『正直不動産』製作委員会
山下:懐の深さを感じながら、ある意味、自由でいさせてもらえているというか。同時に、その佇まいからは積み重ねてきた歴史を感じさせてもらえています。社長という役で草刈さんがそこにドシッといてくださっていることに、ただただ感謝という気持ちです。
市原:まさに英雄ですよね(笑)。
山下:(笑)。
市原:(草刈さんの役は)常にブレない存在であり、同時にその基準を投げかけられるという存在でもある。すべての登場人物は登坂社長と話すと、自分が正しいのか、悪とされることなのかを気づかされるような気がします。撮影中はどうやって登坂社長と向き合えばいいのかと考えながら演じていました。

