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ジョディ・フォスターのブレない人生観「賞や地位で価値は測れない」

映画

『マネーモンスター』ジョディ・フォスターインタビュー
『マネーモンスター』ジョディ・フォスターインタビュー クランクイン!

 長編映画監督4作目となる映画『マネーモンスター』を引っ提げてジョディ・フォスターが約8年ぶりの来日を果たした。本作は、文字通り“マネー”という怪物によって人生を見失う男たちの姿を鮮烈に描き出しているが、ジョディ自身は浮き沈みの激しいショウビジネスの世界の中で、富や名声に溺れることなく50年のキャリアを積み重ねてきた。そのブレない生き方の根源にあるものとは何なのか、本人に直接話を聞いた。

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 本作は、全米高視聴率の財テクTV番組が本番中にジャックされ、犯罪現場が生中継されるという前代未聞の事件を描くリアルタイム・サスペンス。パティ(ジュリア・ロバーツ)がプロデューサーを務める番組の株式情報で全財産を失くしたと主張する男カイル(ジャック・オコンネル)がスタジオに乱入。MCを務めるリー(ジョージ・クルーニー)を人質に占拠するが、その裏に潜む不正が次第に浮き彫りにされていく。

 これまで『リトルマン・テイト』『それでも、愛してる』など、一貫して家族の絆をテーマにしてきたジョディがまさかのサスペンスで新境地を拓いた。しかも、金によって翻弄されていく人間の愚かさを描いた骨太な作品だ。「今は、自分が何者なのかが見えにくい時代。自分が勝者なのか、敗者なのかを決める物差しとして“お金”や“名声”に向かってしまう傾向がある」と分析。「本作では、人間としての “価値”を見出だせない男たちがたくさん登場しますが、その葛藤する姿に興味深いものを感じた」と製作の経緯を語る。

 かくいうジョディは、20代で2度のアカデミー主演女優賞を受賞(『告発の行方』『羊たちの沈黙』)し、『リトルマン・テイト』で監督デビュー。以降、自身の製作会社を設立し、プロデュース業にも進出するなど、女優という枠を超えて、独自の道を切り開いた。まさにハリウッドのトップランナーとして走り続けるジョディにとっての価値とは何なのか。「今まで触れ合ってきた人たちと培った経験、これこそが人生にとって一番の“価値”だというのが私の考え。何かの賞や地位で測れるものではないわ」とキッパリ。

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