東出昌大、「何百万世帯の人達の笑顔のために」現場はロマンチスト集団
東出にとって“月9”は初出演となるが「特に意識はしていません」と肩に力が入った様子はない。それでも「週の初めから笑っていただけるドラマにしたいという思いは強いのでやりがいはあります。共演者の方とも話していたのですが、僕らが『もうちょっと工夫したい、もうちょっと笑いにこだわりたい』と頑張ることで、何百万世帯の人たちが笑顔になるかもしれないと考えると、やっぱり素晴らしい仕事だなと思います。それは役者だけではなく、技術部さんやスタッフさんたちもみな同じ気持ちで、ロマンチストたちの集団なんです」とチームワークの良さを強調する。
稀代のストーリーテラー・古沢良太が世に放つオリジナル作品である『コンフィデンスマンJP』。「脚本がとても面白いので、本と同じくらいドラマを面白くすることも大変なことなのですが、それを超えることを目指さなければいけないという気持ちもあります」と強い視線で語ると、「とても難しい作業ですが、難しいと思えることは新しい挑戦なので『そういう機会を与えていただけるのは幸せなことなんだ』と自分に言い聞かせて頑張っています」と笑顔をみせる。
「監督やプロデューサーと話し合うなかで、“ボクちゃん”という役は、愚直に問題に取り組めば取り組むほど、情けなくもあり、面白くもあるという結論に落ち着いたので“愚直さ”というキーワードは常に忘れないように演じています」と話していた東出の“ボクちゃん”にぜひとも注目したい。(取材・文:磯部正和/写真:坂本碧)
『コンフィデンスマンJP』は、フジテレビ系にて毎週月曜21時放送。