藤田ニコル、学業と仕事の両立に苦しんだ高校時代 必死でつかんだ“証”が自信へ
■ずっとリアルに生きています
挑戦を繰り返していく中、今までの芸能活動を振り返ってみても、“ある根底”の部分は変わらない。それはファンへの思いだ。「ファンの子たちへの接し方、ファン目線で仕事をしている感じは変わらないです。自分だけの力ではここまで来られていないのはもちろんだし、いまの自分はみんなが作ってくれたものだから」とファンへの感謝を語る。
一方で変わった部分もある。「真面目になってきました」と話すその背景として、テレビに出始めたときは、何も知らずに発言していたことが、経験を積むにつれて学ぶことも多くなった。「でもそれが今のリアルなので、それを受け入れてもらいたいですけどね。それでダメだったらしょうがないなと思うので。ずっとリアルに生きてます」。
2020年は、「ひとつの目標だった」というコスメのプロデュースも行う。まずはリップ3色から始めるそうで、「自分がやりたかったことが、2020年になって全部到達したのかなと思います」と噛み締め「これ以上新しいことをやると、私もパンクしちゃうので、このくらいに留めておいて、1個1個に力を入れて注いでいける年になったらいいと思います」と意気込んだ。
「ファンの子が望んでることは、自分が望んでることだったりするので、一番いい生き方をしてると思います」と胸を張る藤田。自分に正直で、「嘘はつけない」と言う藤田の“等身大”の活躍が、これからも楽しみで仕方ない。(取材・文:山田果奈映 写真:高野広美)
ファースト写真集『好きになるよ?』は、2月22日発売。