【解説/みどころ】
ヒットしたオリジナル・ビデオ・シリーズをもとに、製作された劇場用長編バージョン。奇才・押井守を中心に、若手クリエイター集団・ヘッドギアがメンバー個々の才能をいかして、現代の黙示録ともいうべき近未来SFを作り上げている。ここに描かれているのは都市としてのアイデンティティーを喪失したまま増殖し続ける、“東京“の空虚な姿であり、その空虚の間を縫うようにして進むドラマは、どこか醒めたゲームの様相をおびているのだ。またそう解釈できる一方で、推理サスペンス仕立てのロボット・アクションとしても楽しめるところに、この作品の魅力がある。21世紀を目前に控えた東京で、人型作業機械・通称“レイバー“を駆使した東京湾改造計画、バビロン・プロジェクトが進められていた。そのころレイバーの暴走事件が相次ぎ、それがレイバーを動かす最新プログラムによるものとつきとめた警視庁特車二課の篠原遊馬は、プログラムの真の目的が、東京中のレイバーの暴走にあることを知る……。
- スタッフ
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監督:
押井守
脚本:
伊藤和典
原作:
ゆうきまさみ
ヘッドギア
- 上映時間・制作年
- 120分/1989年
- 制作国
- 日本
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