『相棒 season20』クランクアップ “卒業”反町隆史、水谷豊からのメッセージに涙
関連 :
<コメント全文>
◆反町隆史(冠城亘役)コメント
今日は「ついにこの日が来たな」という気持ちで朝を迎えました。水谷さん演じる杉下右京の相棒を7年間務めさせていただきましたが、最初の1年目は無我夢中でした。2年目も夢中でした。3年目、少し慣れてきました。そして4年目、5年目と続く中、みなさんと一緒に長くあり続ける冠城亘でいたいと思うようになり、僕の中で“歴代最多出演の相棒”をひとつの目標として歩んできました。
ひとつひとつが僕の思い出であり、水谷さんとたくさんの犯人と向き合い、たくさんの過酷な撮影に取り組み、7年間、無事完走できたことを本当にうれしく思っています。ただ…今日ほど水谷さんの顔を見られなかった日はありません。
ここまで成長させてくれたスタッフの方々、キャストの方々に御礼申し上げたいと思います。来シーズンからまた新しい相棒とともに新しい世界観を見せてくれるであろう、この作品を一視聴者として応援していきたいと思います。ありがとうございました。
◆水谷豊(杉下右京役)コメント
『season20』ということは、20年です。思えば生まれた子が成人式を迎える年ですから、節目のシリーズであったことは違いありません。その上、『season14』から冠城亘として相棒を務めてくれたソリの最後が重なり、なんともいえない感慨深いシーズンになりました。
7年間というのは長いようで短かったといえばそれですんでしまいますが、毎年7カ月間、日々撮影に向かうということ、これはある意味、楽しいことではあるものの、角度を変えると、とても過酷な7カ月間でもあります。でも、その大変さをみなさんと一緒に乗り切ったとき、ほかの仕事では味わえない、『相棒』だからこそ味わえる充実感が待っている…。だからこそ毎年、『相棒』に挑むことができたのだと思っています。いろいろな気持ちを乗り越えて7年間、相棒として横にいてくれたソリに大変感謝しています。
人間は岐路に立たされることがあります。俳優としてもそんな瞬間があります。『相棒』に残るか、卒業するか…。僕はどちらの道を選んでも俳優として理解できるし、人としてその道を尊重できると思っていました。それはやはりこれだけ長く一緒にやって来たソリへの“信頼と友情”があるからこそです。その思いをこめて、ソリ、本当にありがとう。