ありったけの愛を子どもたちに注ぐオードリーの姿 映画『オードリー・ヘプバーン』本編映像解禁
<コメント>
■阿部はるひ(25ans 編集長)
世界を熱狂させた輝く笑顔の裏で、心の傷や孤独を抱きしめて愛に生き、翻弄された日々。大スターのイメージとは違う人間らしい脆さもまた魅力的ながら、それほどまでに渇望した愛へのふるまいを変え、生涯を終えるまで惜しみなく他者へ注いだ強さにエレガンスの真髄を見ました。
■石川三千花(イラストレーター)
ジバンシィのドレスをパーフェクトに着こなすスターの心の内側にあった、愛の渇望。 それゆえに歩んだ彼女の生涯は、時を超えて、美しさの本質を私たちに伝える。
■伊藤沙莉(俳優)
一人の女性の人生を振り返り、知る。想う。それと同時に愛を学ぶ。地元の図書館に行ってはオードリー・ヘプバーンの本をコソコソと読んでいました。知らない間に憧れていました。外見はもちろんのこと内面から溢れる美しさが本当に人を魅了するということなのかもしれない。自らの飢えを知った時、それを満たすだけでなく別で起きている飢えにも気付くことが大切なんだと感じました。より多くの方々に伝わってほしい、大切な教科書の様な作品でした。
■犬山紙子(エッセイスト)
勝手に神格化していたけれど、愛を求める、私と同じ人間だった。戦争を経験し、激しく傷ついた彼女は、その傷を愛に変えて世界の子どもたちに全てを捧げる。悲しいニュースが日々飛び込む今こそ目に焼き付けておきたい。
■大日方久美子(パーソナルスタイリスト)
人はどんな地位や名誉があっても自分が求める愛がなければ生きていけない。息をのむほど美しく世界中で愛されたオードリーですらそうだった。この映画は人を愛すること、そして何より自分を愛することの大切さを伝えてくれました。悲しみも苦しみも全て愛に変換できる。オードリーがそれを身をもって見せてくれた。