ありったけの愛を子どもたちに注ぐオードリーの姿 映画『オードリー・ヘプバーン』本編映像解禁
■鈴木涼美(文筆家)
ハリウッド黄金期最後のスターは、巨大なアイコンとして何億人に愛されることより、人間として目の前の人々を愛する方を選んだ。それほど彼女を強くしたものが、幼い頃に彼女が背負った大きな痛みと孤独だと映画は示唆する。私たちが彼女に感じる途方もない魅力は、私たち自身の痛みや孤独と無関係ではないのかもしれない。
■整形アイドル轟ちゃん(YouTuber)
過去の辛い経験、本当の愛を長く見つけられなかった葛藤、そして人生をかけて築き上げてきた「オードリー・ヘプバーン」という地位。彼女はその全てを包容し、利用し、他者への愛を実現した。傷を受けてなお幸せの連鎖を起こそうとした強さに脱帽する。
■辻愛沙子(株式会社arca CEO/Creative Director)
富や名声のような相対評価の成果ではなく、日々の営みや平和や愛のような、絶対的かつ人間的な価値基準で幸せを捉える彼女。 愛に苦しみながらも愛を与え続けたオードリーの一生は、容姿だけではない"生き様としての美しさ"そのものでした。
■豊田エリー(俳優・モデル)
時間も空間も超えて私たちを魅了し続けるオードリー。世界中の視線を一身に浴びながら、ただ静かに、自然体で生きることを望んだ彼女の孤独感は計り知れない。 それでも輝く笑顔に、瞳の芯の強さに、私はこれからもずっと励まされるのだろう。ありのままで生きることの美しさを教えてくれる、大切な一本と出会えました。
■中庭アレクサンドラ(モデル/タレント)
オードリーのことが好きで、彼女の本も読んでいたので、今回映画を見る機会をいただいて嬉しかったです。オードリーをあまり知らない頃は、自信に満ちた女性だと思っていました。しかし、この映画を観て、彼女はコンプレックスだらけで、常に愛に飢えていたことを知りました。これだけの美しさがあっても、どんなに売れても、決して傲慢になる事なく、謙虚な精神と常に他人を優先に考える愛情深い姿勢を持ち続けた。彼女の芯がとても強いのは、人生の局面に立ち向かわないといけなかったからこそ、乗り越えていく苦労があったからこそ、それらを経験して得た強さからくる美しさだったのだと気付きました。彼女の生き方、言葉から、改めて自分の人生、幸せについて考えるきっかけになるような作品でした。