あのが手掛けた主題歌解禁! 映画『鯨の骨』予告編到着
落合モトキとあのがダブル主演する映画『鯨の骨』(10月13日公開)より、予告編が解禁。併せて主題歌が、あのが作詞・作曲したアーティスト・anoの新曲「鯨の骨」であることも発表された。
【動画】主題歌はあのが作詞・作曲したanoの新曲「鯨の骨」 映画『鯨の骨』本予告
本作は、濱口竜介監督と共同執筆した映画『ドライブ・マイ・カー』が米アカデミー賞脚色賞にノミネートされ、配信ドラマ『ガンニバル』(ディズニープラス「スター」)の脚本も手がけた大江崇允が、リアルとバーチャルが混濁する現代の寄る辺なさを、ミステリアスな迷宮ファンタジーに昇華させた最新監督作。
結婚間近だった恋人と破局した不眠症の間宮は、マッチングアプリで唯一返信をくれた女子高生と会うが、女子高生は間宮のアパートで自殺してしまう。うろたえて山中に埋めようとするも、気がつけば死体は消えていた。間宮は拡張現実(AR)アプリ「王様の耳はロバの耳(通称ミミ)」の中で、死んだ女子高生とうり二つの少女“明日香”を発見する。“明日香”は「ミミ」を通じて再生できる動画を街中で投稿し、動画目当てのファンたちが街を徘徊(はいかい)するカリスマ的存在だった。
“明日香”の痕跡を追いかけるうちに、現実と幻想の境界が曖昧になっていく間宮。いったい“明日香”とは何者か? 彼女は死んだ少女と同一人物なのか? そして本当に存在するのだろうか?
全くの未知だった拡張現実アプリにはまり込んでいくサラリーマン・間宮を演じたのは落合モトキ。そして間宮のみならず、孤独なひとびとを引き寄せる“明日香”にはミュージシャンのあのを起用。また、明日香に憧れ、「ミミ」内で新たなカリスマを目指す女性・凛役に横田真悠、間宮の恋人・由香理役に大西礼芳、明日香の熱狂的な信者・しんさん役に宇野祥平がふんし、脇を固めている。
海の底には、“鯨の骨”の栄養を求めて群がる魚たちがいるという。ARアプリ「ミミ」の世界のカリスマ少女“明日香”を探しさまよう人々も、まるで深海の中の魚のように半バーチャル世界の底に潜り込み、ほのかな光を求めて集まってくる―。
予告編は、落合演じる間宮が、ARアプリ「ミミ」の中で、明日香(あの)にのめり込んでいく姿が描かれたもの。明日香が「ねえ、私のこと見えてる?」と、目の前に実在しているかのように語りかけてくるところから始まる。
「埋める?」「埋めるは投稿するってこと」。凛(横田)にARアプリ「ミミ」の使い方を教えてもらった間宮は、リアルとバーチャルの境界が曖昧になった世界をさまよいながら、明日香の姿を追い求めていく。映像の後半では、あの自身の作詞作曲によるアーティスト・anoの主題歌「鯨の骨」が流れ、前半のミステリアスな雰囲気から一転して、エモーショナルなイメージがふくらむ世界が疾走感たっぷりに映し出されている。
映画『鯨の骨』は10月13日より全国公開。