黒柳徹子「私の人生を作ってくれた場所」 トモエ学園跡地で記念碑除幕式! 映画『窓ぎわのトットちゃん』新場面写真も到着
アニメ映画『窓ぎわのトットちゃん』の公開を2週間後に控え、原作者の黒柳徹子が自身の思い出が詰まったトモエ学園の跡地を訪れ、「トモエ学園記念碑除幕式」を行った。
【写真】黒柳徹子、35年ぶりにトモエ学園跡地を再訪!
黒柳が今から約80年前、第二次世界大戦が終わる少し前の激動の時代を背景に、自身の幼少期を自伝的に描いた『窓ぎわのトットちゃん』。1981年に出版され日本累計発行部数800万部を突破、さらに世界累計発行部数は2500万部を突破した世界的ベストセラー作品が、この冬、アニメーションで初の映画化となる。
黒柳が小学生の頃に通っていたトモエ学園。恩師の小林先生や泰明ちゃんをはじめ多くの友人たちとの出会いや、独特な教育方針の基、自由で豊かな学びを得たことが黒柳の人生感に大きく影響しており、決して切り離せない存在だ。
戦争の影響で学校が焼失した後、その跡地で営業していたピーコックストア自由が丘店に記念碑が残されたが、街の再開発に伴い一時的に移設されていた。そしてこの度、ピーコックストア自由が丘の跡地に建てられた新たな商業施設「JIYUGAOKA de aone」のオープンに伴い、記念碑もリニューアルされて同地に再び設置されることになり、黒柳が除幕式を行った。
黒柳は新たな記念碑を前に高揚感を隠せない様子で訪れ、序幕式がスタート。MCの合図と共に黒柳が「みなさん、お願い致します!」と張り切った様子で除幕を行い、新たな記念碑を目にすると「わぁー!」と笑顔をみせ、「何十年も前にトモエ学園に通っていました。小林先生はこの場所に木がいっぱいあって、プールもあって、電車の教室もあって、こどもたちの夢がつまったような理想的な学校を作ってくれました。ここに改めて石碑を建ててくださった皆さんに本当に感謝致します。ありがとうございました」とコメント。
その後行われた囲み取材で「トモエ学園の存在とは」という質問に対し、「私の人生を作ってくれた場所。この学校に通えていなければ、私は今のようにはなっていなかったので、本当にこの学校があって良かったなと思います」。記念碑の中には施設の工事の際に発見された“トモエ学園の校庭の砂”や、黒柳がトモエ学園への思いを語った動画のデータなど、トモエ学園に縁のある品々が納められていると聞くと、笑顔をあふれさせ、喜びを隠せない様子を見せた。
また会場に来ていた同窓生の桂るり子さんの姿を目にすると、「久しぶり! 元気だった?」とあいさつを交わし、桂さんが「覚えててくださった!」と喜ぶと、黒柳も「覚えているわよ! 可愛いかったもの!!」と和やかな雰囲気と共に当時の思い出に花を咲かせ、トモエ学園に対する熱い思いを語り合った。
本作では制作の際に黒柳からも当時のさまざまな情報の提供を受け、トモエ学園を再現。先日行われた完成披露でも黒柳が「当時のことが思い出されただけではなく、世の中のこと、学校のこと、そういったものが私が記憶と同じように描かれていて、お友だちも、本当に当時の友だちのようでした。そういったこともあって、本当に観終わった時に涙が出ました」と本編の再限度に太鼓判を押した。
その基となった美術ボードを初解禁。さらにトモエ学園でさまざまなことを学び、充実した日々を過ごす生徒たちの様子を切りとった新場面写真10点も解禁となった。
アニメ映画『窓ぎわのトットちゃん』は、12月8日より全国公開。
黒柳徹子のコメント全文は以下の通り。