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當真あみ&中島セナW主演『終点のあの子』2026年公開 柚木麻子のデビュー作を映画化

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映画『終点のあの子』ポスタービジュアル
映画『終点のあの子』ポスタービジュアル(C)2025「終点のあの子」製作委員会

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平澤宏々路

吉田浩太

 小説家・柚木麻子のデビュー作『終点のあの子』(文春文庫)が、當真あみと中島セナのダブル主演で映画化され、6月13日より開催される第27回上海国際映画祭のGALA部門でワールドプレミア上映されるほか、2026年公開となることが決まった。併せて、海外ビジュアルと場面写真も解禁された。

【写真】當真あみ&中島セナ主演で実写映画化『終点のあの子』フォトギャラリー

 『終点のあの子』は、2008年に第88回オール讀物新人賞を受賞した短編『フォーゲットミー、ノットブルー』を第一話においた全4編からなる連作集で、世田谷区小田急線沿線にある私立女子高校に進学したばかりの少女たちが登場する。第一話は、中学校から上がってきた内部生の希代子(きよこ)と外部生の朱里(あかり)が主人公。第二話は、朱里に親友の希代子を取られた奈津子(なつこ)を主軸にした物語。第三話は3人のクラスメートでもあり、リーダー格の華やかな美人、恭子(きょうこ)に焦点をあて、第四話はそんな彼女らの7年後の話となる。映画では、第一話『フォーゲットミー、ノットブルー』に注力している。

 入学式の日。中学からの内部進学者の希代子は、高校から入学した奥沢朱里に声をかけられた。海外暮らしが長い彼女の父は有名なカメラマンだった。希代子は風変わりな朱里が気になって仕方がないが、一緒にお昼を食べる仲になった矢先、ある変化が訪れるー。

 主人公、希代子と朱里を演じるのは、當真あみと中島セナ。當真は「自分も何者かになりたい」という気持ちを抱き、今とは違う場所に身を置きたいと思っている希代子をまっすぐな存在感で体現している。一方、希代子が引かれる朱里にふんした中島は、自由奔放で他のクラスメートとは異なる、知的で大人びた風格と孤高さをまとった朱里とまさに同化したような実在感を作品に刻んでいる。

 そして、希代子と朱里の同級生、奈津子と恭子にふんするのは、平澤宏々路、南琴奈。

 監督を務めたのは、『好きでもないくせに』(2016)や『愛の病』(2018)などで知られ、2021年にはロッテルダム国際映画際に招待された『Sexual Drive』など、これまで女性を主体的に描いてきた吉田浩太。

 本作は、女性を多角的に描き続けている柚木麻子の小説を原作に、今後の日本映画を担う次世代の役者陣を起用し、文学作品初挑戦にして吉田監督の新境地となる作品。これまでの“青春映画”とは一線を画す作風が評価され、6月13日より中国・上海で開催される第27回上海国際映画祭のGALA部門でのワールドプレミア上映が決定した。

 當真あみは「この作品は、見てくださる方が、登場人物誰かに必ず共感出来るような作品だと思います。今学生の方も大人になった皆さんにも見ていただけると嬉しいです」、中島セナは「映画では、高校生の自尊心の行方がそれぞれ描かれていると思います。そして私は、朱里に通ずる傲慢さのようなものを持っている1人だと改めて自覚させられました」とコメントしている。

 映画『終点のあの子』は、2026年公開。

※監督とキャストのコメント全文は以下の通り。

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