『101回目のプロポーズ』放送から34年! 大ヒットドラマに出演したキャストの現在 “帝王”は映画プロデューサーに

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数多くのヒットドラマを手がける脚本家・野島伸司の代表作にしてトレンディドラマの代名詞的作品として知られるのが、1991年7月期に放送された月9ドラマ『101回目のプロポーズ』(フジテレビ系)。ここでは、現在Netflixでも配信され、改めて注目を集めている本作を彩った豪華キャスト陣と、それぞれの現在の活躍についてまとめていきたい。
【写真】浅野温子、34年前のストレートロングヘア姿&現在の美しい姿も
■浅野温子(矢吹薫役)
本作のヒロインで、かつて婚約者を事故で亡くしたという過去をもつオーケストラのチェリスト・矢吹薫を演じたのは、浅野ゆう子と共に“W浅野”としてドラマ界をけん引していた浅野温子。彼女は放送当時、すでに人気女優の地位を確立していて、『あぶない刑事』シリーズ(日本テレビ系)などではコメディエンヌとしてその才を発揮していた。そんな浅野は『101回目のプロポーズ』ではコミカルな表情を封印し、愛する人を失った過去に苦悩するヒロインを見事に体現。本作を最高視聴率36.7%を記録する人気ドラマへと導いた。
◆配信開始
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) April 4, 2025
『101回目のプロポーズ』
真面目が取柄のサラリーマン・達郎(武田鉄矢)の100回目のお見合い相手は、心を閉ざしたチェロ奏者。
戸惑う彼女にくじけず果敢に愛を届けようとする達郎。果たして彼女の心を開くことはできるのか?#101回目のプロポーズ pic.twitter.com/H4v2kUIVKX
本作出演後、1995年『沙粧妙子‐最後の事件‐』(フジテレビ系)をはじめ数多くのテレビドラマに主演。1998年『ロマンティック・コメディ』への出演をきっかけに舞台にも進出し、2000年代以降は『古事記』の中の神話を朗読する一人舞台劇『浅野温子 よみ語り』を各地の神社や名所旧跡で展開している。昨年は話題を呼んだ映画『帰ってきた あぶない刑事』、今年は『サラリーマン金太郎』2部作が劇場公開されている。
■武田鉄矢(星野達郎役)

フォークバンド「海援隊」のボーカルとしてデビューし、俳優としても活躍していた武田鉄矢が演じたのは、建設管理会社の係長で、お見合いに99回失敗している星野達郎。そんな達郎が100回目のお見合いで、運命の女性・薫と出会うことになる。第6話のラストで、かつての恋人を亡くした過去を涙ながらに打ち明ける薫の前で、走行中のダンプカーの前に飛び出し、間一髪のところで停止させた達郎が「僕は死にましぇん!」と絶叫告白するシーンは、放送直後からさまざまなパロディを量産する名シーンとなった。
武田は本作出演後の1993年から原作、脚本、監督も手がけた主演映画『プロゴルファー織部金次郎』シリーズをスタートさせると、以降も『3年B組金八先生』シリーズ(TBS系)や『白夜行』(TBS系)、『ストロベリーナイト』シリーズ(フジテレビ系)などの作品に出演。また2012年には舞台『時代劇版 101回目のプロポーズ』で浅野温子と再共演し注目を集めた。さらに、その翌年に公開された中国・日本合作のリメイク映画『101回目のプロポーズ 〜SAY YES〜』には、武田は星野達郎役で特別出演を果たしている。
■江口洋介(星野純平役)

達郎の20歳年下の弟で弁護士を目指す大学生・純平を演じていたのは江口洋介。彼は『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)でメインキャストを務め、同年放送の本作に出演。その翌年となる1992年には『愛という名のもとに』(フジテレビ系)でも準主役級の役を演じ、翌年スタートの『ひとつ屋根の下』シリーズ(フジテレビ系)では、個性豊かな家族を長男として束ねる主人公を好演した。
以降も、シンガーソングライターの活動と並行して『救命病棟24時』シリーズ(フジテレビ系)や劇場版も製作された『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)シリーズなどに出演。今年は出演作『劇場版TOKYO MER〜走る緊急救命室〜南海ミッション』(8月1日公開)が待機中だ。プライベートでは、1999年に歌手の森高千里と結婚。2000年2月に長女が、2002年5月に長男が誕生している。