中島健人、NHKドラマ初主演で“超イケメンコンビニ店長”に! 『コンビニ兄弟』来春スタート
【中島健人 主人公・志波三彦(しば・みつひこ) 役】
ドラマ『コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店』で、志波三彦を演じます。
原作を読んでまず惹かれたのは、“フェロモン店長”という言葉。正直、最初は「アイドルとしてセクシーで売っていたら、ついにその路線のオファーが来たのか」と思いました(笑)。でもこの作品の“フェロモン”は、見た目の色気ではなく、人を包み込む優しさのことだと感じています。
門司港の海風のように少し塩気のある人間味と、誰かの心を溶かすような温もり。その両方を持つ男を、全身で感じながら演じられるようにしっかりミツに向き合いたいと思います。
小さなコンビニから生まれる大きなテンダネス(優しさ)を、ぜひ感じてください。
そして初のNHKドラマなので、とても楽しみです。日本全国の皆様にこのドラマを楽しんでいただけるように頑張ります。
撮影後はフェロモンマックスかもしれませんが、よろしくです。
【町田そのこ (原作)】
地元北九州市の名所である門司港の美しさと、人々の営みの愛おしさを、誰しもが身近であるコンビニエンスストアを通じて描きたいと思い、この『コンビニ兄弟』を書き始めました。担当氏と「どんなコンビニだったら毎日通う?」と楽しい想像を巡らせたものです。そんな本作は、いまでは私の作家人生の半分以上を彩っています。思い入れの深い作品が、今回これ以上ない素晴らしい方たちにドラマ化していただけることになり、「嬉しい!」以外の言葉が出てきません。
フェロモン店長と呼ばれる志波三彦――ミツを中島健人さんが演じてくださいます。実は私の中で、ミツは妖精的な存在でした。書いておきながら、現実に実在するはずがないファンタジーだと思っていたのです。ですが中島さんが演じてくださると知ったとたん、ミツがこの世に生きる生身の男性になりました。私がこれまで見ようとしていなかったミツのバックボーンが鮮やかに見え、ミツの物語が溢れるように生まれました。稀有な体験だったと思います。
中島さんだけではなく、今後たくさんの俳優さんたちが、スタッフさんたちが、同じような経験をさせてくれるに違いありません。根本ノンジさんの脚本は特に楽しみです。想像するだけで嬉しすぎます。そして、ドラマに恥じない『コンビニ兄弟』を今後も書かなければと、いまからやる気をいただいております。どうぞ、たくさんの方に愛されますように!

