『リブート』脚本家が描くのは「究極の夫婦愛」 200%当て書き・鈴木亮平だからこそできた“ギリギリ”表現
――撮影現場での皆さんの様子はいかがでしたか?
今回、現場には結構行きました。脚本を書いている途中にも行きましたね。
「どんなお芝居になるんだろう」とも思いましたし、早瀬がリブートした後、どのくらいのテンションで、どのくらいのコミカルさを出してどのくらいシリアスなのか、なり代わりがバレるかバレないかをどのくらいのラインでギリギリで保つのか、分からないので一度撮影が始まってすぐに見に行ったんです。
一香が、どれくらい隠した表現をするんだろうか、というのにも興味があったので、今回はわりと書いている途中で撮影を見に行って、そこから最終回も固めていきました。
――撮影現場で何か印象に残っているエピソードはありますか?
序盤の方で儀堂になり代わった早瀬が、海江田(勇/演:酒向芳)の「クリアランス法律事務所」に乗り込んで、「警察です」と手帳を見せるシーンがあったのですが、その時の「警察です」が、微妙に、ちょっとだけ上ずっているんですよ。緊張している感じで。
なるほど、この“リアリティライン”で来るんだ、というのがすごかったですね。もっとわかりやすくやる、という手もある中で、とてもリアリティがあって、これは本当に“大人のドラマ”になれるなと思って、感謝しましたね。
――最後に、第9話の見どころや、最終話にかけてのポイントも教えていただけたらと思います。
最終章に入って、『リブート』はここからが本当の夫婦の話です。一番描きたいと思っていた早瀬夫妻の戦いが、ここから始まります。
ずっと信頼できる仲間がいなかった早瀬が、一番信頼できる夏海が生きていたということで、2人がこの後どうしていくのか。夏海にしてみれば、夫を巻き込んでしまった、家族を巻き込んでしまったという負い目もある中で、この後どう自分の中で決着をつけるのか、そんな妻に対して陸がどういう決断を下すのか、というところも見てほしいですね。
そして合六の組織と、2人はどう対決するのか。ここからが新しい『リブート』なんですよね。「最後まで見て良かったな」と心から思えるものになっているということだけは、自信を持ってお約束できます。
最後の最後で、「人間はどんな状況からでもやり直しができる」という、『リブート』というタイトルに込めたテーマを感じていただけると思います。
日曜劇場『リブート』はTBS系にて毎週日曜21時放送。

