本日スタート『GIFT』堤真一が明かす演技論 約27年ぶり主演は「選手役の方々のサポート役」
――伍鉄が大きく変わるきっかけとなる、車いすラグビー選手役を演じる皆さんの印象はいかがでしょうか?
堤:撮影に入る何か月も前から車いすラグビーの練習を始められていたので、撮影の時に(皆さんの動きを見て)本当に驚きました。実際の選手同様に、演じるキャラクターによって障がいの程度も違うので、乗っているラグ車(競技専用の車いす)の車輪の押し方なども人それぞれ違うんです。
そうした細かいところを含めて本当に見事な動きを実際に目にして、指導してくださる方々も含め、皆さんの気概と並々ならぬ努力を感じました。
――山田裕貴さんとは、映画『木の上の軍隊』でも共演されていますが、改めて印象を伺えますか?
堤:劇中同様にチームのリーダー的存在として、試合のシーンの時にも周りによく声をかけたり、チームを鼓舞するような言葉をアドリブで言ったりして、みんなのことをすごく引っ張ってくれています。
撮影の時だけではなく控え室にいる時にも、彼が中心になってみんなを盛り上げてくれているので、本当に頼りになりますし、たくましく思っています。
■自分に“違和感” 障がいの垣根を越えた瞬間
――車いすラグビーの世界について、撮影を通して感じられたことを教えてください。
堤:第1話で伍鉄がラグ車に乗って、チームのエースである涼と対決するようなシーンがあるのですが、その撮影後にラグ車を降りて周りを見渡した瞬間、その場で1人だけ立っている自分に“違和感”のようなものを覚えたんです。
それはなぜかと考えた時、車いすラグビーの世界では、障がいの“ある・ない”という感覚すら全く感じさせないというか。車いすラグビーは、実は非常に頭脳プレー的な側面が強くて。ルールでも強い選手だけでメンバーを構成することはできないので、その中で年齢や性別、障がいの程度も関係なく本気でぶつかり合うんです。
その撮影の間のほんの短い時間でしたが、その世界を実際に経験してみて、とても良い刺激というか、この作品の車いすラグビーに対する考え方が、僕の中で何かしっくりきた瞬間でした。
――最後に、視聴者の方々へのメッセージをお願いします。
堤:このドラマは車いすラグビーを中心にして、そこに関わる親子や家族の関係性、人間の悲哀や愛情が描かれている作品です。
そして、障がいの“ある・ない”といった垣根がなくなり、“みんな同じで、みんな違う”ということを感じていただけると思います。ぜひ楽しんでご覧いただきたいです。
パラスポーツを通して障がいの垣根を越え、心と身体をぶつけ合いながら仲間との距離を縮めていく伍鉄。現実で生きるうえでも重要な“人との接し方”“自身の変化と気づき”にこだわりながら難役を演じた堤が、山田ら共演者とともに車いすラグビーの魅力を余すことなく表現する。
日曜劇場『GIFT』は、TBS系にて4月12日より毎週日曜21時放送(初回25分拡大)。

