東京国際映画祭で上映中止になった“幻”の香港映画『浮城』 公開決定&予告編解禁

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2012年の第25回東京国際映画祭、アジアの風‐中東パノラマ部門での上映が急きょ中止となった香港映画『浮城』が、6 月 21 日より日本公開されることが決定し、予告編も解禁となった。
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待望の一般公開となった本作は、戦後の香港に生まれ、貧しい水上生活者の夫婦に売られた中英混血の男児・華泉(ワーチュン)が、イギリス企業の幹部へと昇り詰めるまでを実話に基づき映画化した人間ドラマ。
イギリス植民地下の香港で、混血であることから差別され、アイデンティティに悩みながらも成功を求めて努力を続ける華泉の姿は、戦後、香港が歩んだ歴史と重なって見える。
監督は、香港映画界を牽引する『ホームカミング』『レッドダスト』の名匠イム・ホー。実に7年ぶりにメガホンを取り、主演を『コールド・ウォー 香港警察二つの正義』の人気俳優アーロン・クォックが務め、20 代から50 歳までの主人公・華泉を熱演している。
1940年代末、若い香港人女性が産んだ混血児を、ある水上生活者が 500 ドルで買い取った。外国人のような容貌に成長した華泉は字も習えない幼少時を過ごし、21歳になったとき、働きながら小学校へ通い始める。
やがて、イギリス企業の東インド会社へ雑用係として入社。差別的な言葉を吐きかけられながら困難にもめげず、上司の信頼を勝ち得て次第に頭角をあらわしていく。だが、彼の心の奥にはいつも、言い知れぬ葛藤があった。
映画『浮城』は6 月 21 日から、シネマート六本木ほか全国順次公開。