『エイリアン』コヴェナント号の内部公開 日々の暮らしに欠かせない“マザー”に注目
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SFホラーの金字塔『エイリアン』シリーズに繋がり、原点を描くといわれる『エイリアン:コヴェナント』から、クルーが生活するコヴェナント号の内部が公開。日々の暮らしに欠かせないAI“マザー”の存在が明らかになった。
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到着した映像は、ダニエルズ(キャサリン・ウォーターストン)らのコヴェナント号での暮らしを映し出す。ファンにとって見逃せないのは宇宙船内の様子で、リドリー・スコット監督は「宇宙船というのは、いつでも難しいものだ。コヴェナント号は作業で汚れているような船ではなくて、科学的な任務を負ったパイオニア船だ」と明かす。また、プロダクション・デザイナーのクリス・シーガーズは「外から見ると巨大な金属の缶だが、中には技術が完全装備され、オートメーション化されている」と説明する。
技術という点では、映像でダニエルズが「地球を出て何日?」「オートミール以外の朝食は?」と話しかける“マザー”にも要注目。冗談に付き合ったかと思えば、宇宙船内に侵入したエイリアンの位置も正確に教えてくれる “マザー”はその名の通り、ダニエルズだけでなく乗組員にとっても、まさに母親のような存在の「マザー(MUTHUR)」AIだ。マザー同様に完全な知能を持っているのが、アンドロイドのウォルター。ウォルターはクルーに忠実に仕えるようにプログラムされており、ウォルターを演じたマイケル・ファスベンダーは「彼は何よりもまず、人を守り、人に仕える。スーパー執事のようにね」と語る。
続けて「彼はひたすら論理的で、感情に欠けている。彼の近くにいる人、特にダニエルズが彼と感情的な結びつきを求めようとしても、彼には応えようがない」ともコメントを残している。一方、スコット監督は「ウォルターはアッシュに戻るというか、進化してアッシュに戻る」と意味深に説明しており、ウォルターの物語への絡み方も気になるところ。果たして、閉鎖的な空間で、ダニエルズたちは、どのように凶暴な生命体の脅威に立ち向かっていくのか?創造主であるスコット監督が直々に描く“エイリアン誕生の秘密”に注目だ。
映画『エイリアン:コヴェナント』は9月15日より全国公開。
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