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ラッセル・クロウが「絶対に出演しない」と思った『アオラレ』に主演した理由 新場面カットも

映画

映画『アオラレ』場面写真
映画『アオラレ』場面写真(C)2021 SOLSTICE STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.

 オスカー俳優ラッセル・クロウが主演する映画『アオラレ』より、ラッセル演じる車から絶対に降りてほしくない“男”(役名なし)の新場面写真3点と共に、本作への出演を決めた理由を語るコメントが到着した。

【写真】狂気のラッセル・クロウ、血まみれの姿も 『アオラレ』新カット

 本作は、誰しも経験する恐れのある「あおり運転」の恐ろしさを描くアクションスリラー。謎の男を演じるラッセルのほか、男の暴力的なあおり運転のターゲットになってしまう母親レイチェル役でカレン・ピストリアス、その息子カイル役でガブリエル・ベイトマンが出演する。

 これまでアカデミー賞主演男優賞に3回ノミネートされ、『グラディエーター』でオスカー像を手にした男ラッセル。その名演ぶりは本作でも余すところなく発揮されている。だが、彼は脚本を初めて読んだ際、「絶対にやらない。この映画には絶対に出演しない。恐ろしすぎる。しかも役が暗すぎる…」とこぼしたという。

 その一方で「いつから、こういう作品を拒むようになったんだろう、って思ったんだ。『ビューティフル・マインド』、バイオリンを習得しなければならなかった『マスター・アンド・コマンダー』など、みんなそうだった。でも、やがて見方を変えてみた。間違いなく、読み始めたら止まらない脚本ではあったんだ」と、心境の変化とともに出演を決めたことを明かしている。

 さらに、 “男”という役を演じることの難しさについてもコメント。「今まで体験したことがない挑戦だった。すべてを失った男だ。理性も論理も何もない。ユーモアも使えないし、自分の人間らしさも使えない。こういう人物を演じるためには、そういう自分の側面をすべて排除しなければならなかったんだ」と明かし、模索しながら、社会にあふれる怒りを体現したかのような“男”を見事に演じきった。

 プロデューサーを務めたリサ・エルジーは「彼は本当に演技が上手いし、この役に必要な生々しい激しさを見事に表現していた。今まで色んな役を演じてきたけれど、こういう狂気的な殺人鬼を演じた時に、彼が如何に多才かが分かる。『シャイニング』のジャック・ニコルソンや、『ケープ・フィアー』のロバート・デ・ニーロや、『フォーリング・ダウン』のマイケル・ダグラスのように、恐ろしく、次にどんな行動に出るか予想がつかない人間。名優ならではの、歴史に残る演技よ」と述べ、今までラッセルが演じてきた役の中でこの“男”が最も説得力のあるハマり役だと絶賛している。

 そんな名演ぶりを写した場面写真3点も新たに公開。まだ怒りを全面に表出する前のけげんな表情がサイドミラー越しに写る1枚や、大けがを負いながらもレイチェルを追い続ける“男”の様子からは、いかにも強靱(きょうじん)そうな肉体が見て取れる。また、獲物をにらみつけるように室内で他の男性と会話をする姿からは生々しい狂気が感じられ、怒りに駆られる“男”を狂演したラッセルの熱演に期待が高まる。

 映画『アオラレ』は5月14日より全国公開。

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