満島ひかり&吉岡秀隆、松山ケンイチ主演『川っぺりムコリッタ』出演
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俳優の松山ケンイチが主演する映画『川っぺりムコリッタ』の追加キャストとして、女優の満島ひかりと俳優の吉岡秀隆の出演が発表された。
【写真】映画『川っぺりムコリッタ』に出演するキャスト陣
本作は、「ひっそりと暮らしたい」と無一文のような状態で引っ越してきた孤独な男・山田(松山)と、山田に対して距離感が近い隣の部屋の住人・島田(ムロツヨシ)、夫に先立たれた大家の南(満島)、墓石の販売員の溝口(吉岡)といったさまざまな事情を抱えた住人たちが暮らすハイツムコリッタを舞台に、人と人のつながりにある幸せとユーモアを描く。監督は『かもめ食堂』の荻上直子。
満島が演じるのは、築50年のハイツムコリッタを管理する大家で、娘と2人暮らしする南詩織役。吉岡は、息子と2人で墓石を売り歩く溝口健一役を演じる。松山と満島は、2015年の連続ドラマ『ド根性ガエル』(日本テレビ系)でひろしとピョン吉役でタッグを組んで以来の共演。また、吉岡が荻上作品に出演するのは2017年の単発ドラマ『朗読屋』(NHK)以来となる。
荻上監督は、吉岡について「縁の下の力持ち、という感じでこの映画を支えてくださいました。そこに立っているだけで、十分すぎるほど独特の雰囲気があり、この映画の世界観にピントを合わせながら、でも自由にそよそよと泳いでいらっしゃるような気がします。映画では、孤独なシングルファーザーなのですが、吉岡さんご自身の根っからの人のよさ、のようなものが映像にあふれているように思います」と話す。
また、満島については「不思議な人です。何度かワタシの心の中を読まれました。怖いです。それもあってか、奥の深い面白い役者さんだと思いました。想像の先を行ってくれる、というか。人一倍純粋で、敏感で、だから、こちらも同じくらい真剣にウソなしで勝負しないと、ダメなのでした」と振り返っている。
映画『川っぺりムコリッタ』は、2021年公開。