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『異端の鳥』ファン熱望のブルーレイ発売決定 特典メイキング映像公開

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映画『異端の鳥』ブルーレイ コレクターズ・エディション
映画『異端の鳥』ブルーレイ コレクターズ・エディション(C)2019 ALL RIGHTS RESERVED SILVER SCREEN CESKCA TELEVIZE EDUARD & MILADA KUCERA DIRECTORY FILMS ROZHLAS A TELEVIZIA SLOVENSKA CERTICON GROUP INNOGY PUBRES RICHARD KAUCKY

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バリー・ペッパー

ヴァーツラフ・マルホウル

 第76回ベネチア国際映画祭にて賛否を呼び、日本では2020年に公開されヒットを記録した映画『異端の鳥』。このたび、本作のブルーレイが9月3日より発売することが決定し、特典メイキング映像の一部が先行公開された。

【動画】本物の戦車が往来する撮影風景 『異端の鳥』ブルーレイ特典メイキング映像

 本作は、ポーランドの作家イェジー・コシンスキが1965年に発表した『ペインティッド・バード』を、チェコ出身のヴァーツラフ・マルホウル監督が11年もの歳月をかけて映像化を果たした問題作。第二次大戦中、ナチスのホロコーストから逃れるために、たった一人で田舎に疎開した少年が差別と迫害に抗いながら強く生き抜く姿と、異物である少年を徹底的に攻撃する“普通の人々”をモノクロームの映像美で赤裸々に描く。
 
 ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門で上映されると、少年の置かれた過酷な状況が賛否を呼び、途中退場者が続出。しかし、同時に10分間のスタンディングオベーションを受けユニセフ賞を受賞。さらに2020年にアカデミー賞国際長編映画賞のチェコ代表に選出、チェコ・アカデミー賞(チェコ・ライオン)では最多の8部門受賞を果たした。

 日本では今年4月にDVDがリリースされたものの、ブルーレイは未発売。そんな状況に、作品の熱心なファンから「あの映像美をもう一度堪能したい」「ブルーレイのきれいな映像で何度でも観たい」「DVDでは作品の本質を伝えるのに不十分」といった声が殺到。発売元にも多くのリクエストが届いたことから、再度ブルーレイ化が検討され、ついに今年9月3日にブルーレイ 商品「『異端の鳥』コレクターズ・エディション」の発売が実現する運びとなった。商品仕様も、本編ブルーレイディスクに加え、計125分にも及ぶメイキング映像やインタビューが収録された特典DVD、16P解説ブックレットが付くなど特典が満載となっている。

 今回ブルーレイ発売決定を記念し、特典に収録されているメイキング映像の一部を公開。映像には、主人公の少年を演じたペトル・コトラールの目線で、ソ連軍の兵士たちが戦車で襲来するシーンの撮影風景などが映し出されている。本物のT‐34や軍用車が往来する圧巻の撮影風景や、現場での準備に納得のいかないマルホウル監督が思わず声を荒げる様子が映し出されており、当時の緊張感が伝わってくる。

 その一方、撮影の合間に主演のコトラールが「僕らは仲良し3人組。言葉が通じなくても関係なかった」というナレーションと共に、バリー・ペッパーら共演者と仲良く戯れるほほえましい様子も収めており、スタッフとキャストが巨大なファミリーのように一丸となって撮影に挑んでいた様子もうかがえる映像となっている。

 ブルーレイ「『異端の鳥』コレクターズ・エディション」は9月3日より発売。価格は各6930円(税込)。

映画『異端の鳥』ブルーレイ特典メイキング映像

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