偉大すぎる父を持つ芸能人7選 『あんぱん』俳優の父は日本代表する商社の元社長、芸能の道猛反対も
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■松岡修造
元プロテニスプレイヤーでスポーツ解説者、タレント、そしてSNSでは“気温を左右させる男”としても知られているのが松岡修造。1995年のウィンブルドン選手権男子シングルスで、日本人男子として62年ぶりのグランドスラムベスト8に進出した快挙は現在も語り継がれている。
この歴史的快挙を現場で見守っていた彼の父・功氏は当時、東宝の取締役会長だった。阪急東宝グループの創業者・小林一三を祖父に持つ功氏は、大学卒業後の1952年、東宝に入社。アメリカやヨーロッパでの勤務を経て1970年には取締役に就任、1977年には社長に。
そんな功氏も、学生時代は将来を嘱望されるテニス選手だった。大学在学中の1956年には、男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ」の日本代表に選出されるものの、当時の日本にはプロテニスプレーヤーがいなかったことなどを理由に、テニスプレーヤーとしての道を断念。この事実を長い間、息子の修造は知らされていなかったという。
■千秋
タレントで歌手、デザイナーとしても活躍する千秋の父親は、世界最大級のガラスメーカーの一角といわれる日本板硝子で代表取締役社長と会長を務めた藤本勝司氏。
1990年代から芸能活動を続けていた千秋は長く、勝司氏について言及することはなかったが、芸歴30周年を迎えた2021年に自身のインスタグラムに日本板硝子千葉工場の写真を投稿。その中で勝司氏について「技術屋の父は、ここの工場長になるのが夢でした。寝言でもいつも、化学式とか窯の温度の数字を言ってました。(今も)」とエピソードをつづっていた。
また2024年に出演したバラエティ番組では共演者から「すごいお嬢様で育てられた」と言われると、千秋は「皆にそう言われるんですけど、普通のサラリーマンからなったので、すごくなったのは私が結婚した後なんです。結婚して家を出た後なので、昔は普通のサラリーマンの家だから何もなくて」とコメント。さらに「ただ、両親ともに学歴が高かったから、普通に勉強すれば東大とか行けるでしょっていう感じ」と振り返っていた。
■加瀬亮
クリント・イーストウッドやアッバス・キアロスタミ、ホン・サンスの作品に出演するなど、国際的な舞台で活躍する俳優・加瀬亮。今年は連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合)でヒロインの父親を演じて大きな話題となった。そんな加瀬の父親は、日本を代表する7大商社の一角を占める双日の代表取締役社長と会長を歴任した加瀬豊氏だ。
豊氏は東京大学卒業後、前身の日商岩井に入社。92年には日商岩井ニュージーランド会社社長を務め、07年に双日の代表取締役社長に就任。12年には代表取締役会長となっていた。
父・豊氏が商社勤務ということもあり、加瀬は幼少期から海外で暮らすことが多かったそうで、2013年のインタビューの中では「小さい頃から自由に育てられました」※1と告白。大学卒業前に突然、俳優になりたいという夢を打ち明けたそうで、豊氏は猛反対。ケンカとなって家を出たそうで、しばらく豊氏とは疎遠になっていたとのこと。
引用:「ミッツ・マングローブ」インスタグラム(@mitz_mangrove)
「千秋」インスタグラム(@chiaki77777)
※1 黙って見守ってくれる母…加瀬亮さん YOMIURI ONLINE
https://web.archive.org/web/20160623233042/http://www.yomiuri.co.jp/komachi/special/feature/CO006040/20140530-OYT8T50107.html(参照 2013‐6‐4)