不滅のサスペンス映画『ユージュアル・サスペクツ』日本公開30周年 トリビア5選!!
■ 危うく大ケガをしていたシーンを採用!?
写真提供:AFLO
先述の面通しのシーンのほかにも、意図しないトラブルが起きたシーンがそのまま使われている例がある。それは、劇中で取引相手との交渉がこじれてマクマナス(スティーヴン・ボールドウィン)が顔に火のついたタバコを投げつけられるシーンだ。これはアクシデントによるもので、本来は胸元に当たるはずだったのだとか。
一歩間違えれば俳優にとって大事な商売道具である顔にやけどを負ってしまう危険なアクシデントだったが、顔にタバコが当たった瞬間のボールドフィンの反応がリアルだったため、監督がそのまま使用することを決めたという。
■ 元ネタは脚本家の前職に埋まっていた!?
脚本を担当したクリストファー・マッカリー
シンガー監督のデビュー作『パブリック・アクセス』に続いて本作でとタッグを組んだ脚本のクリストファー・マッカリー。のちにトム・クルーズと組んだ監督作『ミッション:インポッシブル』4作や、脚本を担当した『トップガン マーヴェリック』が大ヒットするわけだが、本作のアイデアは彼がかつて務めていた探偵事務所での経験がキーになっている。
本作のアイデアを練っているとき、マッカリーはかつて務めていた探偵事務所のオフィスの掲示板に、人物の名前や地名、事件に関する情報が所狭しと貼られていた光景を思い出す。本作を鑑賞した読者ならもうお分かりだろう。その光景からマッカリーは、尋問を受ける警察署の一室にあった張り紙や資料、コーヒーカップの製造メーカーなどありとあらゆる人名、固有名、地名を拝借し、その場で事件をでっち挙げていく容疑者、という本作の大元となるアイデアを思いつくのだ。なお、本作の登場人物の多くは、マッカリーが探偵事務所で共に働いていた同僚から拝借しているという。

