Jホラー完全復活となるか?『呪怨』新作を筆頭に日本のホラー続々公開に
「この『呪怨』は、日本を代表する映画シリーズです。逃げ場のない恐怖はそのままに、新たな呪いのドラマを展開させたい、と常に考えていました。また、『貞子3D』然り、『クロユリ団地』然り、近年は毎年のようにJホラーでヒット作品がでるようになったので、タイミング的には今が良い時期ではないか、ということで企画しました」。
現在、同作は「アジア14ヵ国ほぼ全地域での公開が決定し、台湾は7月4日、韓国は7月10日の公開を予定しています」とのこと。Jホラーブーム完全復活!! となりそうか。
「この『呪怨』は人気のあるシリーズなので、続けていきたいと思っていますが、今後はまだわかりません。ただ、『呪怨』とともに、世界に通用する新たなホラーシリーズを展開していければ、と企画を練っているところです」。
今後、単館公開系のホラーのほか、8月23日公開の『喰女-クイメ-』、漫画家・楳図かずおが初の長編映画監督を務める『マザー』が9月27日に公開と、コンスタントにホラー映画が公開されていく。
別のホラーに詳しい関係者は言う。「ホラーがブームになるのはうれしいですが、大作系の公開が増えるだけで、低予算のホラーに関していえば金銭的な面の恩恵はほとんどないかと(笑)。とはいえ、ホラーブームを背景に企画は通りやすくなるでしょう。ただ、ブームに乗っかれと量産していくと、飽きられるのも早い。脈々と作っていくだけですよね、小粒ホラーを(笑)」。
今後、Jホラーはどうなっていくのか。その動向に注目だ。