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相次ぐ出演作…ニコラス・ケイジが今、忙しい“ワケ”

映画

 そして、ケイジのキャリアはまだ終わってはいない。今が「浮き沈み」の「沈み」ならば、また「浮き」が来ることだって、十分にありえる。オスカーを受賞した実力は、数をこなすことでさらに磨きがかかりこそすれ、衰えてはいないはずだ。

 彼がキャリアを再び向上させられるかどうかは、優れた1本に出会えるかどうかにかかっている。オリバー・ストーン監督の『スノーデン』(2016)にカメオ出演もしていることだし、過去に組んだ大物監督から、また声がかからないとも限らないだろう。そもそもハリウッドはカムバックに寛容。むしろ、そういう話が大好きだ。たとえばジョン・トラボルタは『パルプ・フィクション』でタランティーノに大抜てきされるまで長らく忘れられていたし、マイケル・キートンにしても、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で驚きの大復活をした。今後は、園子温監督と組むアクションスリラーが決まっているし、動きは遅いが、ウィレム・デフォー、イザベル・ユペールと共演する予定の映画『Siberia(原題)』の企画もある。彼が再び堂々と“トップスター”と呼ばれる日は、近い将来、また来るかもしれない。(文:猿渡由紀)

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