上戸彩、女優業を続けるモチベーションは「スタッフの存在」 世界進出への思いも告白

ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーがプロデュース&主演するディズニー映画『マレフィセント』で、エル・ファニング演じるオーロラ姫の日本語吹き替え版声優を務めるのが上戸彩。上戸にとってディズニー作品で声優を担当するのは、2002年公開の映画『ピーターパン2/ネバーランドの秘密』以来約12年ぶりとなる。
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「とにかくアンジーが大好きだし、オーロラ姫を見たときに可愛らしくて、作品自体も素晴らしかった。それにディズニーの仕事は楽しくて、スタッフ皆さんのお心遣いも凄い。ディズニーとお仕事できることにも『やった!』という喜びがあった」とダブルの幸運を噛みしめる。
同作は名作中の名作として知られるアニメーション映画『眠れる森の美女』をベースに、オーロラ姫に呪いをかける邪悪な妖精マレフィセント(アンジェリーナ)の視点から描いたもう一つの物語。上戸は「従来のディズニー作品に比べると大人向けにも作られていて、お子さんを持つお母さん方が観たら胸に突き刺さる部分もある。私にはまだ子供はいないけれど、アンジー演じるマレフィセントの感情は理解できたし、苦しくもなった。母性を感じることのできる物語」と、描かれる側面が変わったことによって生まれる物語の深みを説明する。
また上戸は、ロサンゼルスで行われた『マレフィセント』ワールドプレミアに着物姿で参加し、憧れの人・アンジェリーナとも初対面。「実在しているんだ、と思いましたね。本当にいるんだ! って。顔が小さいと思ったし、髪の毛もサラサラで肌もツルツル。吸い込まれそうになったし、人に会って久々に赤面しました」と興奮を振り「シャキシャキ、テキパキしているイメージがあったけれど、表情豊かで柔らかい雰囲気を持った方で癒されました。あの日のアンジーはホンワカしていましたね」と大女優の素を垣間見ることもできた。
世界中にファンを持つハリウッド女優と念願の対面を果たしたと同時に、本場ハリウッドの風にも触れた。上戸自身、今や日本を代表する国民的女優に成長。次に向かうのは世界だろうか? 「それはどうでしょうね~。苦手な英語に対するコンプレックスもあるので」と消極的だが「日本でやっているようなお芝居を英語で表現できたらカッコいい。セリフがない役なら、今すぐにでも行きたいですけどね」と微笑みながら話す。