松本潤×有村架純、兄妹から禁断愛へ 「感情がむき出しになる」大胆ラブシーンに挑戦
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一方の有村は「以前はお兄ちゃんだったので、今回のお話をいただいて“ああ、そうか…”と。松本さんの写真を見て、“葉山先生”と思ったりして。お兄ちゃんから葉山先生に切り替えました」と照れ笑い。「変わらないなと思ったのは、プロフェッショナルな部分。みんなが気持ち良く幸せになれる形というのを、瞬時に判断してくださる。私はカメラの位置や照明さんの位置など、すべてを把握してお芝居をすることがなかなかできなくて。でも松本さんは、スタッフさんも幸せになる形をスッととってくださる」。
信頼感もたっぷりに禁断愛を体現したが、葉山と泉でいる時間は「苦しかった」と声をそろえる。「葉山と泉は、絶対的な負のエネルギーのチャンネルがたまたま合って惹かれ合っていったんだと思う。倫理観ということで言えばナシなんだろうけれど、それは理屈で動けるものではないし」(松本)。「葉山先生といるとき、泉はずっと背伸びをしていて。すごく苦しい時間だった。葉山先生は泉にとって命の恩人だし、それだけ大きな存在だったとしか言いようがない」(有村)と、苦しくとも止められない恋心について思いを馳せる。
美しくも激しいラブシーンも強く印象に残る。松本は「葉山は言葉が少なくて、自分の気持ちを伝えようとしないキャラクター。その葉山の感情がむき出しになるシーンでもあります。自分の想いを語るのが極端に少ない役なので、そういうシーンがより強く残るのかもしれないですね」と語る。彼らが体当たりで挑んだ、痛いほど切ない恋をぜひ目撃してほしい。(取材・文・写真:成田おり枝)
『ナラタージュ』は10月7日より公開。