キアヌ・リーヴス「僕の限界がこの映画の限界になる。だから頑張らないとね」―― 来日インタビュー
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監督:そして、この映画にとっての犬はイノセントの象徴なんだ。ジョン・ウィックにとって亡き妻への無垢な愛のシンボルでもあり、妻と過ごした期間と、殺し屋に舞い戻った期間のつなぎ目のシンボルでもある。観客はこの映画における犬の存在を、僕らが思っている以上に大きく受け止めてくれた。だからある意味で犬の映画になっているともいえるだろうね。
――キアヌさんの初来日から28年、ブレイクを果たした『スピード』からも25年が経過しました。あの頃の自分を振り返ってみて、どんな俳優だったと思いますか?
キアヌ:そうだね、あの頃との違いはやはり経験値だと思う。僕自身がアクション映画の経験を積んだことによって、格闘やアクションがどのように作られていくのかを知ることができた。(初のアクション映画に挑んだ)『ハートブルー』や『スピード』の頃はまだ若かったし、知らないことだらけだった。経験を積んだ今、スタッフとよりよいコラボレーションができていると思っているし、作品に対して少しは貢献できるようになったんじゃないかと思う。
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――毎回厳しいトレーニングを積むことは大変ではないですか?
キアヌ:トレーニングが大変なのは歳のせいだと思うこともある。でもよく考えたら、この『ジョン・ウィック:パラベラム』のアクションは55歳より若くても大変なはずだと気付いたんだよ(笑)。たしかにトレーニングは厳しい。でもこのシリーズは、僕の能力の限界が撮影の限界点になってしまうんだ。僕が実際にできること、それがこの映画のアクションの限界になる。でも僕はこのキャラクターと『ジョン・ウィック』の世界を愛しているから、頑張って鍛えていかなければいけないんだよ(笑)。
デビューからこれまで、自分のやりたいと思った作品は、映画の大小にかかわらず常に全力で取り組んできたキアヌ。そんなブレない姿勢が、50代という年齢で挑戦した新たなアクション、『ジョン・ウィック』シリーズを成功へ導いた最大の要因だろう。ところで、親日家として知られるキアヌだが、目撃情報によると、なんと今回は自身の誕生日である9月2日に極秘来日し、四国の島々を巡る旅を満喫したそう。そこで今回の来日で一番おいしかったものを聞いてみると、時間をかけていろいろと悩んだ挙句、「多すぎて選べないよ…」と申し訳なさそうに回答。決して適当なリップサービスで乗り切ったりしない真面目さに、世界中から愛される“飾らないスーパースター”の姿を見た。(取材・文:稲生稔)
映画『ジョン・ウィック:パラベラム』は10月4日より全国公開。
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