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『シラノ』、儚くも美しい世界を作る舞台裏特別映像解禁 井上芳雄らからコメントも

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映画『シラノ』より
映画『シラノ』より(C)2021 Metro‐Goldwyn‐Mayer Pictures Inc.All Rights Reserved.

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ピーター・ディンクレイジ

ヘイリー・ベネット

ケルヴィン・ハリソン・Jr

井上芳雄

 俳優ピーター・ディンクレイジが主演する映画『シラノ』より、はかなくも美しい本作の世界を作り上げる舞台裏を収めた特別映像が解禁。さらに、井上芳雄ら、劇場公開に先駆け本作を鑑賞した著名人より絶賛コメントも到着した。

【動画】はかなくも美しい世界を作り上げる舞台裏―『シラノ』特別映像

 本作は、1897年の初演以降、日本をはじめ世界各地で幾度となく上演され、映画化・ミュージカル化されている名作『シラノ・ド・ベルジュラック』を、ジョー・ライト監督が壮大なスケールで再構築したミュージカル映画。主人公の剣豪にして詩人のシラノをピーター・ディンクレイジが演じるほか、シラノの親友であり思い人であるヒロイン、ロクサーヌをヘイリー・ベネット、ロクサーヌが片思いをする口下手なクリスチャンをケルヴィン・ハリソン・Jr.が務めている。

 特別映像では、主要キャストや監督らが登場し、本作の舞台裏をひもといている。かつてエドモン・ロスタンが世に送り出した戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』を、本作の脚本も担当したエリカ・シュミットが全く新しい設定でミュージカル化した舞台を鑑賞したジョー・ライト監督は「愛されるに値する想いとは何かを描いたストーリーに心を打たれた」と当時の心情を明かしている。

 また自身の外見に自信が持ててない主人公シラノがロクサーヌへの恋心を忍ばせながらも、彼女が恋をしている青年クリスチャンに代わって恋文を代筆するストーリーについて、シラノを演じたピーター・ディンクレイジは「現代でも同じことが起きている。シラノは虚構に逃げ、別人になりすます」と、 SNSが主流となっている現代にも通ずる部分であることに言及。クリスチャンを演じたケルヴィン・ハリソン・Jr.も「本当の気持ちを伝えられない不器用さは、現代人と同じだ」とコメントしている。

 音楽は、エリカ・シュミットの舞台から引き続き、グラミー賞を獲得した経験も持つザ・ナショナルが担当しており、現代的でより一体感を与えた楽曲に、エリカ・シュミットも「音楽が作品の鼓動となり歌詞が豊かさを与えている。美しいわ」と称賛。最後に監督は「見終えた後、愛する人に愛を伝えようと思ってもらえたら本望だ」と締めくくっている。

 本作を鑑賞した俳優の井上芳雄は「みんなシラノであり、クリスチャンであり、ロクサーヌ。人間関係の心の動きだけではなく、 戦争でそれぞれの人生が翻弄されてしまうという、今に通じる世界の状況をしっかり描いている。この作品は僕たちが生きている世界の全部が詰まった物語だと思います」と絶賛。

 ゲームクリエイターの小島秀夫は「誰もがYouTubeやTikTokで自身を吐露出来るこの時代に、あえて“ミュージカル”という求愛装置を使い、【ハート】を謳いあげる。恋文が綴る三角関係は、四角いSNS世界にいる僕らの壊れかけた【ハート】を繋いでくれる。誰かを愛したことがあるか、狂おしいほど」とコメントしている。

 映画『シラノ』は、2月25日より全国公開。

※井上芳雄らからのコメント全文は以下の通り。

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映画『シラノ』特別映像

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