コリン・ファレル、ヴェネチア国際映画祭で男優賞受賞! マーティン・マクドナー監督最新作『イニシェリン島の精霊』公開日決定
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『スリー・ビルボード』のマーティン・マクドナー監督最新作『イニシェリン島の精霊』が、第79回ヴェネチア国際映画祭にて男優賞(コリン・ファレル)と脚本賞(マクドナー監督)を獲得したことが発表された。併せて日本公開日も2023年1月27日に決定した。
【写真】第79回ヴェネチア国際映画祭にて男優賞を受賞したコリン・ファレル
第74回ヴェネチア国際映画祭で脚本賞、続く2017年度トロント国際映画祭では最高賞となる観客賞を受賞、さらに主演のフランシス・マクドーマンドに2度目のアカデミー賞主演女優賞をもたらした傑作『スリー・ビルボード』から4年。本作は、現在も演劇界・映画界で活躍する鬼才マーティン・マクドナーが、再びサーチライト・ピクチャーズとタッグを組んで贈る、エモーショナルで予測不可能なドラマ。マクドナー監督が、自身の父母の故郷を舞台にして脚本を書き上げた。
1923年、本土が内戦に揺れていたアイルランドの孤島・イニシェリン島。島民全員が顔見知りのこの平和な小さい島で、気のいい男パードリックは長年友情を育んできたはずの友人コルムから突然の絶縁を告げられる。急な出来事に動揺を隠せないパードリックだったが、理由は不明。賢明な妹シボーンや風変わりな隣人ドミニクの力も借りて事態を好転させようとするが、ついにコルムから「これ以上関わると自分の指を切り落とす」と恐ろしい宣告を受ける。そして、美しい海と空に囲まれた穏やかなこの島に、死を知らせると言い伝えられる“精霊”が降り立つ。その先には誰もが想像しえなかった衝撃的な結末が待っていた…。
主人公パードリックを務めたのは、数多くの巨匠監督たちに起用され続け、今やハリウッドで独自の地位を築き上げたコリン・ファレル。親友からの突然の絶縁に悩む主人公の悲喜劇を大胆かつ繊細に演じた。マクドナー監督とは『ヒットマンズ・レクイエム』『セブン・サイコパス』に続き、本作が3度目のコラボレーションとなる。
コルム役には、『ヒットマンズ・レクイエム』でもコリンと共演したアイルランドが誇る名優ブレンダン・グリーソン。さらに、『聖なる鹿殺し』『エターナルズ』のバリー・コーガン、10代の頃からマクドナー監督に見出されたケリー・コンドンが共演する。
才気に満ちたセリフの応酬とともに喜劇と悲劇のはざまを揺れ続け、突然訪れるクライマックスに震撼する。まさに“マクドナー印”の本作は、第79回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門でワールドプレミア上映され、15分もの最長のスタンディング・オベーションを浴び、見事男優賞(コリン・ファレル)と脚本賞(マクドナー監督)を獲得。デイリー・テレグラフ、タイム、ハリウッド・レポーターなど世界の有力紙でも高評価と絶賛レビューが並んだ。今後も、10月24日開幕の第35回東京国際映画祭にてガラ・セレクション部門での上映が決定している。
映画『イニシェリン島の精霊』は、2023年1月27日より全国公開。