吉永小百合&寺尾聰、2人きりで教会デート『こんにちは、母さん』“恋する母”の横顔収めた本編映像公開
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吉永小百合が主演する山田洋次監督の映画最新作『こんにちは、母さん』より、吉永演じる母・福江の“恋する横顔”が印象的な本編映像が公開された。
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山田監督にとって90本目となる記念すべき本作の主演に迎えたのは、共に映画界を牽引し続けてきた吉永小百合。共演には大泉洋のほか、永野芽郁、寺尾聰、宮藤官九郎、田中泯、YOU、枝元萌らが集結。『母べえ』『母と暮せば』に続く『母』3部作として、吉永小百合の集大成ともいえる作品が誕生した。
本作で描かれるのは、東京の下町でいまこの令和を生きる、“等身大の家族”の姿。大企業の人事部長として神経をすり減らす毎日を送る神崎昭夫(大泉)。職場でのトラブルに加え家庭での問題にも頭を悩ませる中、久しぶりに母・福江(吉永)が暮らす東京下町の実家を訪ねると、そこにはあでやかなファッションに身を包み、イキイキと暮らす母の姿が…。おまけに母の恋愛事情まで耳にし、久々の実家にも居場所がなく戸惑う昭夫だったが、お節介が過ぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気づかされていく。
今回公開されたのは、福江と牧師・荻生(寺尾)が、夕陽が射す“ふたりきり”の教会で語り合う姿を捉えた本編映像。冒頭で映し出されるのは、椅子を修理する荻生と、その手助けをする福江の姿。荻生が信仰の道へ入るきっかけとなった学生時代の思い出を福江に明かしながら、2人だけでゆっくりとした時間を過ごす姿が収められている。
修理が終わると、これからスーパーへ買い出しに行くという荻生に、福江が“お付き合いするわ”と告げると、大喜びで支度の準備に向かう荻生の姿も。そんなほほ笑ましい2人の姿が大人の淡い恋模様を感じさせる映像に仕上がっている。
“恋仲”という役どころを演じた吉永と寺尾だが、2人の共演はきょうだい役を演じたテレビドラマ『愛ある限り』(1969年)以来、今回が54年ぶりとなる。
寺尾は「俳優になってまもない頃に、きょうだいの役を一度吉永さんと演じさせていただいたことがありました。それ以来すれ違いもせず、全くお会いする機会もなかったのですが、お変わりない姿に驚きました」と吉永との再会を感慨深い様子で後に明かしている。さらに吉永との共演シーンの撮影についても、「昨日も一緒にお芝居していたかのような、非常にリラックスした空気の中で演じることができました」と振り返る。
一方、吉永も「(寺尾の父であり俳優の)宇野重吉さんと何度も親子の役を演じさせていただいて、宇野さんに憧れ続けてきたんですね。今回寺尾さんとご一緒して、とてもお父様に似てこられたなと。寺尾さんに恋をする役というのはなんだかウキウキして楽しかったです」と再会の喜びを明かしており、本作での共演は互いにとって貴重な時間となった様子。
映画『こんにちは、母さん』は、9月1日より全国公開。