森山直太朗が2年のツアーでたどり着いた場所とは――ドキュメンタリー『素晴らしい世界は何処に』3.28公開
■森山直太朗
ツアー『素晴らしい世界』107本の軌跡とその果てに辿り着いた両国国技館でのライブが番場秀一監督の手によってドキュメンタリー映画になりました。
お客さん、そしてメンバー、スタッフみんなで作り上げた舞台やその景色が映画という形になるということ。この年齢になって卒業アルバムを受け取ったようなどこか気恥ずかしく、初々しい気持ちでいっぱいです。
また、この作品はツアー中に亡くなった父との別れと拭いきれない親と子のしがらみから解放されていく自分自身の心が描かれた物語でもあります。音楽の一面だけでなく、いつからか抱えてしまった言語化できない苦しみの中にいる同世代の人や親子の方にもご覧いただきたいです。
いつの日か本当の自分に再会するために、二度とない今を人は生きている。スクリーンの越しに広がる“素晴らしい世界"であなたと出会えることを心に描きながら。