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ジュリアン・ムーア「爆発や銃撃戦のある作品には出たくない」 背景に世界情勢

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ジュリアン・ムーア
ジュリアン・ムーア(C)AFLO

 映画『アリスのままで』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したほか、カンヌ、ヴェネチア、ベルリンと世界三大映画祭でも女優賞を獲得したジュリアン・ムーアが、世界各地で紛争が相次ぐ現状を受け、爆発や銃撃戦の描写がある映画には出演したくないと語った。

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 MailOnlineによると、現地時間5月16日、第79回カンヌ国際映画祭で「ウーマン・イン・モーション」アワードを贈られたジュリアンは、授賞式に先立って行われた講演で、「どんどん悲劇に魅力を感じなくなっています」と述べ、「特に、世界が厳しい状況にある今は、悲劇を装う物語に力を注ぐのが難しい。感情的な深みや悲劇の度合いが、世界で起きていることと、釣り合っていないように感じます。そんな物語に関わりたいと思えません」とコメント。

 さらに、「安直なことはしたくない。人が殺されるような作品や爆発、銃撃戦のあるような作品、大げさな作品や、リアルな感情を伴わないまま緊張を高めるような作品は好きじゃない。そういったものは雑音でしかなく、本当にわずらわしい。どう演じればいいか分からないし、観たくもありません」と語った。

 「ウーマン・イン・モーション」アワードは、映画界にとどまらず、社会全体において女性の存在と役割を前進させてきた女性アーティストの功績と、その継続的な取り組みを称えるもの。2015年からカンヌで授賞式が行われている。

 ジュリアンはアカデミー賞と三大映画祭の女優賞に加え、エミー賞、ゴールデン・グローブ賞、BAFTA英国アカデミー賞にも輝いている。俳優として女性の声や多様性を積極的に後押ししてきたほか、アメリカにおける銃暴力の根絶を訴える団体「Everytown for Gun Safety」のクリエイティブ・カウンシル創設議長を務めるなど、社会的な課題にも取り組んでいる。

 4月に同アワード受賞が明らかになった際には、提携するケリングとカンヌ国際映画祭に感謝を述べ、「私はこれまで、可視性が重要だと常に信じてきました。私たちが選び、語る物語は、スクリーンの前、そしてカメラの後ろでも、女性や多様な声の可能性を広げていく力があると信じてきました」とコメント。「そうした声を後押しし、次世代のクリエイターを支え続けることは、より開かれ、より多様性が正しく反映された映画文化を育み、真の変化を生み出していくことにつながります」と語っている。

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