ダスティン・ホフマン、代表作『卒業』の撮影は「ひどい経験だった」
2度のアカデミー賞受賞を誇るダスティン・ホフマンが、自身の出世作『卒業』について「ひどい経験だった」と語り、2014年に亡くなったマイク・ニコルズ監督との間に確執があったことを明かした。
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Peopleによると、この度ダスティンが回顧録『Look at Me』を出版することになり、The New Yorkerに抜粋が掲載された。この中でダスティンは「私の人生を変えた作品の製作過程は、ひどい経験だった。撮影中ずっと、マイク(・ニコルズ監督)が私に腹を立てているように感じられた。私が何か間違いを犯したのか、それとも、誰もがすでに知っていたこと、つまり私の起用はミスキャストだったということに彼が気付いたか、どちらかだ」とつづっているそうだ。
1967年に公開されたは『卒業』は、人妻ミセス・ロビンソンと関係をもった青年ベンジャミンが、その娘エレーンと恋に落ち、苦悩する姿を描く青春映画。結婚式から花嫁を奪い去るラストシーンや、サイモン&ガーファンクルの音楽でも知られる。アカデミー賞7部門にノミネートされ、ニコルズが監督賞を受賞。アメリカ国立フィルム登録簿に選ばれるなど、今も恋愛映画の名作として評価されている。
主に舞台で活躍していたダスティンは、自分にはふさわしくない役だと感じたものの、ニコルズの希望で出演。当初はニコルズに好感を抱いていたものの、撮影が始まると、彼の態度は「全く別人」のように変わったそうだ。エレーン役のキャサリン・ロスから平手打ちされるシーンを27回も撮影したものの、完成した映画では一切使われなかったといい、解雇されるかもしれないと不安で仕方なかったと振り返っている。
なお、『卒業』で一躍スターとなったダスティンは、同作でアカデミー賞に初ノミネート。 その後も『真夜中のカーボーイ』(1969)、『パピヨン』(1973)、『大統領の陰謀』(1976)などに出演し、『クレイマー、クレイマー』(1979)と『レインマン』(1988)でアカデミー賞主演男優賞を受賞した。
