吉高由里子、5年ぶり主演映画で初の殺人者役!沼田まほかる原作『ユリゴコロ』映画化

女優の吉高由里子が、『僕等がいた 前篇・後篇』以来、5年ぶりの主演作となる映画『ユリゴコロ』にて、殺人者役に初挑戦することが明らかとなった。吉高は役柄について「なかなか共感しづらい部分もある難しい役」と語っている。
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本作は、2012年に大藪春彦賞受賞、本屋大賞ノミネートを果たした沼田まほかるによる同名小説の実写化。吉高が演じるのは、心の拠り所が生まれながらに“人間の死”であったものの、愛という感情を知ったことによって、自らに抗い苦悩する悲劇の殺人者・美紗子だ。
初めて殺人者役に挑んだ吉高は、「私が演じた美紗子は、なかなか共感しづらい部分もある難しい役でしたが、久しぶりの映像作品で貴重な経験をさせて頂きました」と難役に挑戦した苦悩をコメント。そして、「まだ完成した映画を見ていないので、どんな作品になっているか楽しみです」と心境を語った。
脚本・監督を務めるのは、『君に届け』『近キョリ恋愛』の大ヒットが記憶に新しい熊澤尚人。「吉高さんの繊細かつ大胆な演技力のおかげで、今までにない、美しくも悲しい殺人者を表現できたと確信しております」と力を込める。青春時代の機微を丁寧に、且つエンターテイメントに描き、数々のヒット作を世に生み出してきた名手は、センセーショナルなミステリーを舞台に新境地を切り開き、新たな愛の表現に挑む。
映画『ユリゴコロ』は2017年9月、全国公開。