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心優しい男の笑顔が消えるとき…『ジョーカー』衝撃予告&ポスター解禁

映画

 DCコミックス『バットマン』シリーズの悪役ジョーカーの誕生秘話を描く映画『ジョーカー』より、本予告編とポスタービジュアルが解禁された。映像では、母を助けながらコメディアンを目指していた孤独だが心優しい男アーサーが、悪のカリスマ、ジョーカーに変貌を遂げていくさまが描かれている。

【写真】ジョーカーを演じる「ホアキン・フェニックス」フォトギャラリー

 これまでジャック・ニコルソン、ヒース・レジャーら数々の名優たちが演じてきたジョーカー役を、本作では3度のアカデミー賞ノミネート実績を持つホアキン・フェニックスが演じる。監督・脚本はトッド・フィリップス。第76回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に正式出品、第44回トロント国際映画祭のガラ・プレミア部門にも選出されている。

 孤独だが心優しいアーサー(ホアキン)は、母からの「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という言葉を胸に、都会の片隅で大道芸人をしながら、笑いのある人生は素晴らしいと信じ、ドン底から抜け出そうとしていた。

 解禁された予告編は、バスの車内でアーサーが子供をあやして笑わせているほほ笑ましいシーンからスタート。しかし、生活も大道芸人としてもうまくいかず、やり場のない気持ちに押しつぶされてしまいそうになっていた。そんなある日、大好きなトーク番組の司会者マーレイ(ロバート・デ・ニーロ)が「誰もがコメディアンになれる日が来た」という言葉と共に、クラブのステージでジョークを披露しているアーサーの姿を紹介する。夢がかなったと満面の笑みでテレビを見つめるアーサーだったが、マーレイのからかいに、その笑顔は曇る。

 映像の後半では、彼がひそかに好意を抱く女性ソフィーとの幸せそうなワンシーンも描かれるが、自ら施すピエロメイクと共に、次第にジョーカーへと変貌を遂げていく様子が衝撃的に収められている。なぜアーサーは、世界のすべてを狂わそうとする唯一無二の悪になってしまうのか、想像と期待をかき立てられる予告編となっている。

 ポスタービジュアルには戦慄に満ちたアーサーが全面に写し出され、強烈なインパクトと印象を残すデザインに仕上がった。

 本作に出演しているブライアン・タイリー・ヘンリーは、「本作はジョーカーがかつて、いかに“幸せな人間”だったかが語られるところから始まります」と言及しており、人々が想像する凶悪なジョーカーのイメージを覆す過去が描かれているという。また監督と脚本を兼任したトッド・フィリップスは「ロバート(・デ・ニーロ)が、脚本をものすごく気に入ってくれたんだ」と、アーサーの運命を大きく左右することになるトーク番組の人気司会者を演じるオスカー俳優ロバートも、深い人間ドラマが描かれたオリジナル脚本を絶賛していると明かしている。

 映画『ジョーカー』は10月4日より日米同時公開。

映画『ジョーカー』予告編

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