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次世代が次世代でなくなった日――『第8回AKB選抜総選挙』から見えたもの

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『 第8回AKB48選抜総選挙』で2連覇を達成した指原莉乃(2016年撮影)
『 第8回AKB48選抜総選挙』で2連覇を達成した指原莉乃(2016年撮影)(C)AKS

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 18日、HARD OFF ECOスタジアム新潟にて開催された、AKB48の45枚目シングル選抜16人のメンバーを決める『第8回AKB48選抜総選挙』。指原莉乃(HKT48)が“最高のライバル”渡辺麻友(AKB48)を抑え、あの前田敦子も、大島優子も果たせなかった初の連覇を達成するなか、メジャーデビューが決まったNGT48の本拠地・新潟に経済効果15億円をもたらすなど、まさに国民的イベントだったと言えるだろう。

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 今年の立候補者数は、未来からタイムスリップした小嶋陽菜そっくりの謎のメンバー・にゃんにゃん仮面を含む272人。それに対し、グループ前総監督の高橋みなみ(元AKB48)の卒業を受け、“神7”としての空席は1席。同じく卒業した宮澤佐江(元SKE48)ほか辞退組により、“16位までの選抜メン”は過去最多となる計5席が空いており、そこに兒玉遥(9位・HKT48/AKB48)、向井地美音(13位・AKB48)、岡田奈々(14位・AKB48)、高橋朱里(15位・AKB48)、にゃんにゃん仮面(16位)といった初選抜組がランクインした。

 当日会場で、大島優子演じるわんわんポリスとともに“茶番”を演じた後、ついに卒業発表した小嶋はさておき、宮脇咲良とともにHKTエースの兒玉、2年前に大島から「ヘビロテ」“後継者指名”を受けていた向井地、“三銃士”として注目されていた岡田奈々、川栄李奈とドラマ「セーラーゾンビ」で主演を張っていた高橋と、それなりに目立った活動から少なくとも2~3年経っており、48グループをよく知る人間には“ようやく”という印象が強い。そのぶん、先輩たちの壁は厚く、そこを超えることは容易ではなかった。だが、高橋が「(80位以内に)ランクインしても、認めてもらえたと思える瞬間がなくて」とスピーチしたように、これから増えるメディア露出によって、彼女たちは次世代から先頭に立つ存在となっていくはずだ。

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