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池松壮亮「MOZUは僕の代表作」 俳優として何を得たのか?

映画

 そして、撮影は終了。新谷和彦にも区切りがついたわけだが、池松から『MOZU』の名が消えることはない。「これまで出演してきた作品が、僕の名刺変わりになるのですが、『MOZU』は見た人の数が圧倒的に多く、一気に名前を知ってもらうこととなりました。そのぶん、新谷というイメージが残ってしまうかもしれません。でも、自分で選んだことですし、それが『MOZU』に貢献できるのであれば、なんらマイナスにはなりません。『MOZU』があったからこそ、いまの僕がある。今後、同じような役が続くのであれば、それを選んでいる僕のせいです」。

 自分に対し、俳優という仕事に対し、見事なまでに腹をくくる池松。その覚悟、いつごろからあったのだろうか。「これまで、焦ったり、悩んだり、何も考えずに無敵だったこともありました。また、映画には興味があるけれど、役者には興味が持てず、大学に入って監督業を学んだりもしました。こういった時期を経てきたことで方向性が定まり、変化を受け入れられるようになったんです。今がどうかなんて、自分ではわかりません。でも、自分のやりたい方向にむかっていると信じています。その一方で、俳優を続けているのは、自分にはこれしかないんだ、と諦めている部分もあるんですけどね」。

 最後に、今後は?と聞くと、「色々考えているので、楽しみにしていてください」と、微笑む池松。その言葉どおり、より一層の活躍を楽しみにするとしよう。

 『劇場版 MOZU』は11月7日より全国ロードショー。

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