新海誠新作『すずめの戸締まり』、「旅の青年」「白い猫」「小さな椅子」の詳細が解禁
新海誠監督3年ぶりとなる新作アニメ映画『すずめの戸締まり』より、予告映像に登場していた謎のキャラクターたちの詳細が解禁された。
【写真】ヒロイン・すずめを取り巻く「宗像草太」「ダイジン」「すずめの椅子」の場面カット
本作は、『君の名は。』『天気の子』など話題作を手掛けてきた新海監督のアニメ映画最新作。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女・すずめの解放と成長の物語を描く。原作・脚本を監督自ら務め、キャラクターデザインを田中将賀が担当する。
九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年に出会う。彼の後を追うすずめが山中の廃墟で見つけたのは、まるで、そこだけが崩壊から取り残されたようにぽつんとたたずむ、古ぼけた扉。なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが…。
やがて、日本各地で次々に開き始める扉。その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという。星と、夕陽と、朝の空と。迷い込んだその場所には、すべての時間が溶けあったような、空があった―。不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。
今回解禁されたキャラクターたちはいずれもヒロイン・すずめと深く関わる重要な存在。
突き抜ける晴天の下ですずめとすれ違い、鍵を用いて廃墟に佇む扉を閉める旅の青年は宗像草太(むなかたそうた)。“災い”をもたらす扉を閉めることを使命とする「閉じ師」である草太は、日本各地に現れる扉を探す旅をしていて、扉のある廃墟に向かう途中ですずめと出会う。予告映像ではすずめと共に懸命に扉を閉めようとする様子が描かれているが、草太が今後すずめとどのように関わっていくのか注目だ。
そしてすずめの前に突如現れた、謎の白い猫。カメラの前でさまざまなポーズをとり、SNSでもその存在が拡散されているミステリアスな猫の名はダイジン。なんと人の言葉を話すことができ、扉が開く場所に度々出没してはすずめたちを翻弄する。“#ダイジンといっしょ”タグが生まれるほど話題になっているダイジンの正体や目的とは!?
さらに予告映像でもひと際目を引くのが、まるで生きているかのように3本脚で駆け回るすずめの椅子。すずめが幼い頃に使っていた、脚が1本欠けた子供用の椅子で、ある出来事をきっかけになぜか“動き出す”ように。港を離れるフェリーの中で動く姿、すずめと一緒に坂道を駆け上がる姿などが明かされており、謎が深まる一方だ。
日本各地で開いてしまう“災い”の扉を閉める旅をするすずめ。そんなすずめを取り巻く、本作の重要なキャラクターからも目が離せない。
アニメ映画『すずめの戸締まり』は11月11日公開。