フローレンス・ピュー×ハリー・スタイルズ共演のユートピアスリラー『ドント・ウォーリー・ダーリン』公開決定
フローレンス・ピューが主演を務め、ハリー・スタイルズが共演するオリビア・ワイルド監督最新作『ドント・ウォーリー・ダーリン』が、11月11日より公開されることが決定。日本版予告と本ポスターが解禁された。
【動画】ユートピアスリラー『ドント・ウォーリー・ダーリン』日本版予告
本作は、完璧な生活が保証された街に住み、平穏な日々を送っていた主人公アリスの周りで頻繁に起きる“不気味な現象”を描くユートピアスリラー。大胆でパワフルなエネルギーに満ちあふれた青春コメディ映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(2019)で長編監督デビューを果たし、数々の映画賞を席巻したオリビア・ワイルドが、主演に『ミッドサマー』のフローレンス・ピューを迎えて贈る待望の長編監督二作目だ。第79回ヴェネツィア国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に正式出品され、現地時間9月5日にワールドプレミア上映されることが決まっている。
主人公アリスを演じるのは、『ミッドサマー』で大きな注目を集め、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で第92回アカデミー助演女優賞にノミネートを果たし、『ブラック・ウィドウ』ではスカーレット・ヨハンソンの妹を演じるなど華々しい活躍を見せるフローレンス・ピュー。アリスの夫ジャック役は、イギリスのボーイズグループ「ワン・ダイレクション」のメンバーで、『ダンケルク』などに出演し俳優としても活躍するハリー・スタイルズ。そのほかクリス・パインやジェンマ・チャンなど豪華キャストが集結し、奇妙なユートピアスリラーの世界を彩っている。
完璧な生活が保証された街ビクトリー。この街には、「夫は働き、妻は専業主婦でなければならない」「パーティーには夫婦で参加しなければならない」「夫の仕事内容を聞いてはいけない」「街から勝手に出てはいけない」というルールがある。ビクトリーに住むアリス(フローレンス)は、愛する夫ジャック(ハリー)と平穏な日々を送っていた。
ある日アリスは、隣人が赤い服の男達に連れ去られるのを目撃。それ以降、彼女の周りで頻繁に不気味な出来事が起きるようになる。次第に精神が乱れ、周囲からもおかしくなったと心配されるアリス。彼女はあることをきっかけに、この街に疑問を持ち始めるー。
日本版予告は、夫ジャックを仕事へ送り出し、ジャックが家を空けている間は家事に勤しむアリスの“美しく完璧な生活”を映し出すところから始まる。理想の生活、理想の家、そして理想の夫。幸せな生活を送るアリスだったが次第に幻覚を見るようになり、完璧だと思っていたこの街に疑問を持ち始める。「お願い、一体何が起こっているの?」「ここが危険だったら?」と訴えるアリスに、「やめろ」と声を荒げるジャック。
アリスの身の回りで起こるこの不気味な現象は、現実なのか、それとも悪夢なのか。完璧な日常が混沌の世界へと変貌していく恐怖が描かれていき、最後はアリスが「みんな私がおかしいと思っている。でも、そうじゃない」「もうここには居たくない」と決意を固める姿で締めくくられている。
本ポスターは、幸せそうにベットに横たわるアリスとジャックが描かれたもの。下には、そんな二人を見ているかのように力強い眼差しで前を見つめるアリスと、「一度、踏み入れたら逃れられない極限のユートピアスリラー」というキャッチコピーが添えられている。
これまで俳優として数々の作品に出演し、近年は監督としても活躍するオリビア・ワイルドは、本作について「想像力の限界を押し広げる映画へのラブレター」とコメント。今後は、自身が出品を目標にしていたというヴェネツィア国際映画祭のほか、第35回東京国際映画祭ガラ・セレクション部門での上映も決定しており、世界の映画祭を賑わしていく作品となりそうだ。
映画『ドント・ウォーリー・ダーリン』は、11月11日より公開。