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藤原季節主演『のさりの島』公開決定 ビジュアル解禁

映画

 2020年韓国で開催された第24回富川国際ファンタスティック映画祭ワールドファンタスティックブルー部門にてNETPACスペシャルメンションを受賞した、俳優の藤原季節主演映画『のさりの島』が5月29日より公開されることが決定。ポスタービジュアルが解禁された。

【写真】映画『のさりの島』場面写真

 本作は、“オレオレ詐欺”の旅を続ける若い男と、寂れた商店街で出会った老女との関係を描くヒューマンドラマ。プロデューサーを務める小山薫堂氏(『おくりびと』脚本)の郷里である熊本県天草市の全面的な支援のもと製作された。「のさり」とは、天草地方に伝わる古い言葉。いいこともそうでないことも、自分の今ある全ての境遇は天からの授かりものとして否定せずに受け入れるという、天草の優しさの原点となる考え方を表す。

 ふと“嘘”の日常に溶け込んでしまう主人公の男を演じるのは、主演映画『佐々木、イン、マイマイン』で第42回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞したほか、映画『his』や大河ドラマ『青天を衝け』など話題作への出演が続く藤原季節。つかみどころのない老女を、本作が遺作となった原知佐子が演じる。どこか不思議な世界の住人を体現するのは、柄本明、吉澤健、外波山文明、野呂圭介ら。監督と脚本は『カミハテ商店』の山本起也が務めた。

 本作について、小山プロデューサーは「新型コロナウィルスという脅威に人類が翻弄されている今。多様な価値観を認め合うことが必要とされる今。そんな時代に『のさり』という天草弁に出会うことで、人の心は少しだけ軽くなります。のさりとは、良いことも悪いことも天からの授かりもの、という考え方。それはあらゆる苦難を乗り越える力であり、自分とは違う考えを認める力であり、全てのものに愛を持って接する優しさの力です。『のさりの島』という作品が、コロナ禍における心のサプリメントになることを信じています」とコメント。

 山本監督は「嘘、という言葉はあまり良い意味で使われませんが、嘘の中でこそ救われる、ということがあると思ったのです。あるいは、この映画の台詞を借りれば『まやかしでも、人には必要な時があっど(ある)』ということかもしれません。オレオレ詐欺の男と、電話を受けたおばあさん。二人がついた嘘が、寂れた街のシャッターの向こうで、いつしか本当になる。ふと訪れた天草でこの映画の話をしたところ、そこに居合わせた方がこう答えました。『監督、そん話、天草だとあるかもしれんばい』 この映画は天草で撮らねばならない、そう心に決めた瞬間でした」と語っている。

 映画『のさりの島』は5月29日より全国順次公開。

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