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岸部一徳

岸部一徳
出身地:京都府
生年月日:1947年1月9日

岸部一徳 出演映画作品

  • 首

    制作年:2023年11月23日(木)公開

    『アウトレイジ 最終章』の北野武監督が構想30年を経て生み出した、本能寺の変を別角度から描いた歴史超大作。監督の同名小説を基に、羽柴秀吉、明智光秀、徳川家康ら戦国武将による、天下統一を掲げる織田信長の醜い跡目争いをバイオレンス描写満載で描く。出演はビートたけし、西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、小林薫ら、豪華キャスト陣が集結。

  • 99.9 -刑事専門弁護士- THE MOVIE

    99.9 -刑事専門弁護士- THE MOVIE

    制作年:2021年12月30日(木)公開

    2016年と2018年に放送され注目された松本潤主演のTVドラマ『99.9-刑事専門弁護士』が劇場版になって登場。深山たちが、15年前の難事件に隠された事実を求め奔走する姿を描く。監督を務めたのは、木村ひさし。出演は、香川照之ほかドラマでお馴染みのキャストに加え、本作では杉咲花、西島秀俊、道枝駿佑、蒔田彩珠らが共演する。

  • 一度も撃ってません

    一度も撃ってません

    制作年:2020年7月3日(金)公開

    阪本順治監督が『半世界』に続いて放つハードボイルド調の喜劇。『野獣死すべし』などで知られるベテラン丸山昇一の脚本を得て、一度も人を撃ったことがない殺し屋の奔走を描く。阪本作品でもお馴染みの名バイプレーヤー・石橋蓮司が18年ぶりに主演を務め、不器用にしか生きられない殺し屋を妙演。岸部一徳、大楠道代らベテラン勢が脇を固める。

  • 轢き逃げ -最高の最悪な日-

    轢き逃げ -最高の最悪な日-

    制作年:2019年5月10日(金)公開

    俳優・水谷豊の映画監督第2作は、ある轢き逃げ事件をきっかけに、7人の登場人物の心の軌跡をあぶり出す心理ドラマ。「人間の奥底には自分でもわからない感情が潜んでいる」というアイデアをもとに、水谷自身が脚本も執筆。事件の被害者の父親役で出演も兼ねる。事件を追うベテラン刑事を演じるのは『相棒』でも長らく共演した盟友・岸部一徳。

  • 鈴木家の嘘

    鈴木家の嘘

    制作年:2018年11月16日(金)公開

    橋口亮輔監督や石井裕也監督らの現場で助監督を務めてきた野尻克己の劇場映画初監督作となる感動ドラマ。息子の死のショックで記憶喪失になった母親のために、家族が「息子は南米にいる」という嘘をつき通そうと奮闘する姿をユーモラスに描き出す。鈴木家の面々を演じるのは岸部一徳、原日出子、加瀬亮、新星・木竜麻生ら個性豊かなキャスト陣。

  • 空飛ぶタイヤ

    空飛ぶタイヤ

    制作年:2018年6月15日(金)公開

    直木賞受賞作家・池井戸潤の大ベストセラー小説を長瀬智也主演で映画化したヒューマンドラマ。トレーラーの脱輪事故により整備不良を疑われた運送会社社長が、家族や会社、自分の正義を守るため、“リコール隠し“をする大企業に立ち向かっていくさまを熱く描く。共演にはディーン・フジオカ、高橋一生、深田恭子らオールスターキャストが集結。

  • 北の桜守

    北の桜守

    制作年:2018年3月10日(土)公開

    『おくりびと』『ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~』の滝田洋二郎監督が、吉永小百合を主演に迎えた感動の人間ドラマ。北海道を舞台にした『北の零年』『北のカナリアたち』に続く“北の三部作”の最終章で、ソ連の侵攻により樺太から網走へと渡った母と息子が、貧しくも懸命に生き抜く姿を描く。堺雅人、阿部寛、佐藤浩市ら豪華キャストが集結。

  • アウトレイジ 最終章

    アウトレイジ 最終章

    制作年:2017年10月7日(土)公開

    北野武監督によるバイオレンス映画の第3作にして集大成となる最終章。前作の抗争後に再び起きた関西・花菱会の内部の権力争いと、そこにいみじくも巻き込まれる形になった大友の復讐の果てが描かれる。ビートたけし、西田敏行、塩見三省、松重豊ら日本を代表する強面俳優たちが続投し、大森南朋、ピエール瀧、岸部一徳らがシリーズに初参戦する。

  • TAP -THE LAST SHOW-

    TAP -THE LAST SHOW-

    制作年:2017年6月17日(土)公開

    俳優の水谷豊が40年以上温め続けてきた企画を、自ら監督と主演を務め映画化した人間ドラマ。栄光と挫折を味わった伝説のタップダンサーを主人公に、ショウビジネスの光と影を描き出す。主要人物に水谷がオーディションで見出した若手ダンサーを起用。タップダンスの振付と監修は、日本のタップ・シーンを牽引するHIDEBOHが務めている。

  • 家族の日

    家族の日

    制作年:2016年11月19日(土)公開

    NHKでさまざまなジャンルのドラマを手掛けてきた団塊世代の大森青児監督が、故郷・岡山県を舞台に撮り上げた家族ドラマ。東京から岡山の過疎地に移り住んだ夫婦と3人の子供が、山奥で自給自足の生活を送る謎めいた老人“ターザン“とめぐり合う。そんなユーモラスな物語を通して、現代人が失いかけている大切なテーマを問いかける作品だ。

  • 団地

    団地

    制作年:2016年6月4日(土)公開

    『北のカナリアたち』『人類資金』の阪本順治監督が、『顔』以来16年ぶりに藤山直美とタッグを組み、団地を舞台に描く人間ドラマ。藤山扮する主婦・ヒナ子と、岸部一徳扮するヒナ子の夫、斎藤工扮するヒナ子の家を出入りする謎の男の3人にまつわる不可解な噂と驚くべき真相を描く。団地の住人役に宅間孝行、竹内都子、濱田マリらが出演する。

  • FOUJITA

    FOUJITA

    制作年:2015年11月14日(土)公開

    カンヌ映画祭審査員特別グランプリを受賞した『死の棘』などで知られ、寡作ながら海外でも高い評価を受ける小栗康平監督が10年ぶりに発表する伝記ドラマ。第二次大戦などがおきた20世紀初頭の激動の時代、フランスを拠点に活動した画家、藤田嗣治の人生を描き出す。藤田役をオダギリジョーが、その理解者で妻の君代を中谷美紀が演じる。

  • ゆずり葉の頃

    ゆずり葉の頃

    制作年:2015年5月23日(土)公開

    夫である岡本喜八監督のプロデューサーとして『大誘拐』『肉弾』などの数々の名作を生んできた岡本みね子が、旧姓の中みね子を名乗り監督に初挑戦した人間ドラマ。老境を迎えて旅に出た女性を主人公に、人と人の出会いとつながりをみつめた心温まるドラマが描かれる。主演の市子を八千草薫が演じ、彼女が想いを寄せる画家を仲代達矢が演じる。

  • 正しく生きる

    正しく生きる

    制作年:2015年3月7日(土)公開

    京都造形芸術大学の学生たちとプロの映画人がタッグを組んだプロジェクト“北白川派“が、『彌勒 MIROKU』に続いて放つ衝撃作。日本映画界随一の演技派アクター、岸部一徳を主演に迎えて、無差別テロを計画した大学教授をはじめとする、スリリングな群像のドラマを展開させる。現代社会が抱えるさまざまな闇を見据えた、奥の深いドラマに注目。

  • まほろ駅前狂騒曲

    まほろ駅前狂騒曲

    制作年:2014年10月18日(土)公開

    三浦しをんの代表作『まほろ駅前』シリーズの劇場版第2弾。架空都市・まほろを舞台に“多田便利軒“に訪れるシリーズ最大のピンチが描かれる。前作同様、大森立嗣が監督を務め、瑛太が便利屋を、松田龍平が助手として再タッグを組みコンビ力を発揮。高良健吾、真木よう子らが共演し、 永瀬正敏ら新キャストも迎えて新たな展開を描きだす。

  • 舞妓はレディ

    舞妓はレディ

    制作年:2014年9月13日(土)公開

    『終の信託』の周防正行監督が、『shall we ダンス?』の前に撮る予定だったという念願の企画を実現させた青春劇。舞妓を目指すヒロインの奮闘をとおして頑張る女の子にエールを送る、はつらつとした物語が展開。800名の応募者の中から選ばれた上白石萌音が歌や踊りに挑みつつ、何色にも染まっていない原石の魅力を遺憾なく発揮。

  • ショートホープ

    ショートホープ

    制作年:2014年8月16日(土)公開

    全州国際映画祭に出品され、海外メディアに賞賛された人間ドラマ。荒んだ環境の下で実父を探し出そうとする少年の旅をシリアスに描き出す。森田芳光や阪本順治らに助監督として師事した堀口正樹が、自身の脚本で監督デビュー。大人たちとの出会いをとおして成長する少年の心理描写に加えて、役者たちの人間味あふれる演技のアンサンブルも見もの。

  • 人類資金

    制作年:2013年10月19日(土)公開

    『亡国のイージス』の福井晴敏と阪本順治監督が再びタッグを組んでおくるサスペンス超大作。第二次世界大戦中に、日本軍がアジア全域から集め隠匿したとされる“M資金“を巡る国際的なマネーゲームをスリリングに描く。主演の佐藤浩市をはじめ、香取慎吾、森山未來、観月ありさ、オダギリジョー、豊川悦司、仲代達矢ら超豪華キャストが出演。

  • 共喰い

    共喰い

    制作年:2013年9月7日(土)公開

    芥川賞の受賞会見が衝撃的だった作家・田中慎弥の同名受賞作を、『サッド ヴァケイション』の青山真治監督が実写映画化。山口県下関市で暮らす17歳の少年が、セックスに暴力的な父親の習性を受け継いだことを自覚して苦悩する姿を描く。主人公を演じる若手俳優の菅田将暉を始め、濃厚な血と性のドラマを彩るキャスト陣の熱演に期待が高まる。

  • 上京ものがたり

    上京ものがたり

    制作年:2013年8月24日(土)公開

    『毎日かあさん』で知られる人気漫画家・西原理恵子による自伝的小説を北乃きい主演で映画化。2009年の『女の子ものがたり』の前日譚的な物語で、同作を手がけた森岡利行が監督を務め、美大に通うために上京した菜都美が東京で様々な苦難と直面しながら夢を追う姿を描く。池松壮亮、木村文乃、黒沢あすか、岸部一徳、瀬戸朝香らが共演する。

  • 少年H

    少年H

    制作年:2013年8月10日(土)公開

    妹尾河童の自伝的長編小説を、高倉健主演『あなたへ』も記憶に新しい降旗康男監督が映画化。昭和初期の神戸を舞台に、戦争に巻き込まれながらも信念と愛情でたくましく時代を生き抜いた家族の激動の20年間を描く。主人公・少年Hの両親を演じる水谷豊と伊藤蘭の夫婦役、韓国の広大なオープンセットで撮影した壮大なスケールの映像にも注目だ。

  • 天地明察

    天地明察

    制作年:2012年9月15日(土)公開

    2009年度のアカデミー賞外国語映画賞を受賞した『おくりびと』の滝田洋二郎監督が、第31回吉川英治文学新人賞、2010年本屋大賞に輝く冲方丁の時代小説『天地明察』を実写化。江戸時代に20数年を費やして日本独自の暦“大和暦”を作り上げた渋川春海の物語を、滝田監督の視点で再構成していく。出版社に直接連絡して映画化にこぎ着けた監督渾身の1作。

  • 大鹿村騒動記

    制作年:2011年7月16日(土)公開

    『座頭市 THE LAST』『行きずりの街』に続く阪本順治監督の最新作。“日本でもっとも美しい村“と言われる長野県の大鹿村で300年にもわたって受け継がれる大鹿歌舞伎を題材に、山村で生きるさまざまな人々の悲喜こもごもが描かれる。主演は阪本監督が“いつか主演映画を“と熱望していた原田芳雄。クライマックスを飾る大鹿歌舞伎の熱気は圧巻だ。

  • まほろ駅前多田便利軒

    制作年:2011年4月23日(土)公開

    直木賞を受賞した三浦しをんの同名小説を、瑛太&松田龍平という実力派俳優ふたりの主演で待望の映画化。まほろ駅前で便利屋を営むしっかり者の男性と、そんな彼のもとに転がり込んできた変わり者の男。彼らの奇妙な交流が綴られていく。異才・大森立嗣監督のもと、ぶっきらぼうだが、熱く優しい名コンビを熱演した主演ふたりの佇まいに注目だ。

  • 相棒-劇場版II-警視庁占拠!特命係の一番長い夜

    制作年:2010年12月23日(木)公開

    警視庁の窓際部署“特命係“で難事件を解決する刑事コンビの活躍を描き、今年6月で10周年を迎えた大人気TVシリーズ『相棒』の劇場版第2弾。警視庁内で発生した大事件に特命係のメンバーが挑む。前作で寺脇康文が演じた亀山薫に代わり、水谷豊=杉下右京の相棒となるのは、及川光博扮する神戸尊。新コンビの劇場版での活躍に期待したい。

  • 信さん・炭坑町のセレナーデ

    制作年:2010年11月27日(土)公開

    『必死剣鳥刺し』の平山秀幸監督の新作が到着。昭和38年の福岡の炭坑町を舞台に、街で厄介者のように扱われている少年が、息子と共に帰郷した若い母親に抱いた淡い恋心の行方を、じっくりとあぶり出していく。脚本は『愛を乞うひと』などで組んでいる鄭義信。小雪をはじめ、池松壮亮、石田卓也ら演技派が揃い、胸を締めつけられるような切ない物語を体現する。

  • 十三人の刺客

    十三人の刺客

    制作年:2010年9月25日(土)公開

    '63年に公開された工藤栄一監督による時代劇映画『十三人の刺客』を、三池崇史監督が役所広司、市村正親らを主演にリメイク。徳川将軍の弟である明石藩主・松平斉韶の暗殺を巡って起こる、島田新左衛門率いる13人の刺客と、斉韶の腹心・鬼頭半兵衛らの息詰まる決闘ドラマを、現代的なスピード感や新しいキャラクターを加えながら再構築する。

  • 必死剣鳥刺し

    制作年:2010年7月10日(土)公開

    藤沢周平の短編小説“隠し剣“シリーズの一編を、『愛を乞うひと』の平山秀幸監督が映画化。必勝の秘剣“鳥刺し“を独自に編み出した剣豪が、藩政に悪影響を与える藩主の妾を刺殺し、その事件を契機に政治的策略に巻き込まれていく様がハードボイルド・タッチで描かれる。クライマックスで必殺技を繰り出す、豊川悦司の壮絶な殺陣に注目が集まる。

  • BOX 袴田事件 命とは

    制作年:2010年5月29日(土)公開

    かつて『TATTO〈刺青〉あり』でも、実際の事件を映画化した高橋伴明監督が'66年に起き、冤罪か否かでいまだに解決していない、袴田事件の内実に迫った1作。放火により一家4人を殺害したとして逮捕された元プロボクサーの裁判を手がけた裁判官が、判決に疑問を抱き、弁護士に転身して、無罪証明のために奔走する重量級の1作だ。

  • のんちゃんのり弁

    制作年:2009年9月26日(土)公開

    『独立少年合唱団』『いつか読書する日』で多数の映画賞を受賞した緒方明監督が、同名の人気コミックを映画化。子持ちで出戻りの31歳の主婦が、唯一の特技“のり弁作り“をきっかけに、周囲の温かい人々に支えられながら人生の再スタートを切る姿を描く、笑って泣ける人間ドラマだ。小西真奈美がバイタリティあふれるヒロインを好演している。

  • 旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ

    制作年:2009年2月7日(土)公開

    閉園寸前の状態から、年間300万人の入場者を集める人気の動物園となった旭山動物園。実在の人物をモデルにした園長に西田敏行、飼育係に中村靖日が扮する。動物を愛する人々の情熱と、動物園再生のために彼らが行った画期的な方法を描く真実の物語。4台のカメラを駆使して、動物たちの素顔やなかなか見られない瞬間をとらえた映像も見逃せない。

  • GSワンダーランド

    制作年:2008年11月15日(土)公開

    1960年代、日本中が熱狂したGS(グループ・サウンズ)ブームの中で登場した4人組“ザ・タイツメン“。タイツ姿のスタイルで女性から人気を博したメンバーたちのひとりは実は…女だった!これまでも60年代文化を巧みに自作に取り込んできた本田隆一監督がGSブーム全盛期を舞台に描く青春ドラマ。栗山千明が男装のメンバー・ミックを演じている。

  • ハッピーフライト〈2008年〉

    制作年:2008年11月15日(土)公開

    『スウィングガールズ』の矢口史靖監督最新作は“航空業界”がモチーフ。パイロットやCAはもちろん、整備士や管制官、空港上空の鳥を追い払うバードパトロールなど、これまでの映画にはほとんど登場しなかった職種を絶妙に物語に取り込みながら“航空業界で生きる人々”を軽快なテンポで描く。主要キャストも豪華だが、味のある脇役陣も必見!

  • カメレオン〈2008年〉

    制作年:2008年7月5日(土)公開

    『亡国のイージス』や『顔』など話題作を発表し続けている阪本順治監督と、映画だけなく舞台でも高い評価を受ける藤原竜也がタッグを組んで挑むミステリアスな犯罪劇。カメレオンのようにいくつもの顔を持つ詐欺師の男が巻き込まれた事件。その奥に潜む、謎の組織の正体とは?これまで以上にハードな役柄に挑んだ藤原竜也の演技が見どころだ。

  • 相棒-劇場版-絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン

    制作年:2008年5月1日(木)公開

    警視庁特命係に所属する常に冷静沈着な右京と、熱血漢の相棒、薫のコンビが難事件を解決する人気テレビドラマシリーズがついに映画化。水谷豊と寺脇康文の硬軟取り混ぜた絶妙な掛け合いはテレビシリーズそのままに、劇場版ならではのスケールを求め、都心で一大ロケを敢行。シリーズ最大の危機がふたりを襲う。味わい深い脇役陣の活躍も楽しみ。

  • 転々

    制作年:2007年11月10日(土)公開

    俳優オダギリジョーと三木聡監督の“時効警察コンビ“の新作は少し不思議なロードムービー。自堕落な生活を送る大学年生と借金取りの男がぶらぶらと東京を散歩するというシンプルな物語で、三木監督が新境地を見せる。劇中に登場する都内の様々な風景も見どころだ。共演は三浦友和、小泉今日子、そして三木作品には欠かせない岩松了とふせえり。

  • 22才の別れ/Lycoris〈リコリス〉 葉見ず花見ず物語

    制作年:2007年8月18日(土)公開

    ベテラン人気監督、大林宣彦が『なごり雪』に続いて贈る大分3部作の第2弾。伊勢正三の名曲『22才の別れ』をモチーフに、母娘2世代にわたる恋模様が大分、津久見、臼杵といった街並みを背景に、幻想的な映像と情感豊かな語り口の中に綴られる。筧利夫、清水美砂の主演に加え、本作品がスクリーン・デビューとなるふたりの新人、鈴木聖奈と中村美鈴が時代を隔てた親と娘を演じている。

  • 暗いところで待ち合わせ

    制作年:2006年11月25日(土)公開

    「ZOO」などで知られる、若手人気作家・乙一が2002年に発表したサスペンス・ラブ・ストーリーを完全映画化。視力を失った孤独なヒロインを田中麗奈が静かに熱演。『幻遊伝』でも彼女と競演した台湾の新星チェン・ボーリンが、彼女の部屋に侵入する殺人事件の容疑者を演じているのも見逃せない。共演は井川遥、佐藤浩市など。監督は『AIKI』の天願大介。

  • 悲しき天使〈2006年〉

    悲しき天使〈2006年〉

    制作年:2006年10月28日(土)公開

    父親を殺して消えた娘を捕らえるため、女刑事が大分県に飛ぶ。そんな刑事ドラマの形をとりながら、事件関係者の人生の紆余曲折を描いた人間味溢れる1本。高岡早紀、山本未来、河合美智子が体現する3者3様の女たちの生き様に注目を。

  • フラガール

    制作年:2006年9月23日(土)公開

    福島県いわき市にある常磐ハワイアンセンター誕生の実話を基にした、人間ドラマ。町の復興をかけたレジャー施設の目玉と期待されるフラダンサーを目指す女性たちの奮闘が描かれる。音楽はウクレレスト、ジェイク・シマブクロが担当。

  • 寝ずの番

    制作年:2006年4月8日(土)公開

    マキノ省三を祖父に、マキノ雅弘を叔父に持つ俳優、津川雅彦が“マキノ“姓で初監督に挑戦。上方落語界の舞台裏を背景に、故人の思い出話に花を咲かせる噺家たちの哀しくて可笑しい通夜の席の情景を、自由闊達な語り口で描いていく。

  • 亡国のイージス

    制作年:2005年7月30日(土)公開

    自衛隊の全面協力を得て生み出された、本格派の和製スペクタクル。乗っ取られた護衛艦を舞台に、反逆兵団や某国の工作員の陰謀を阻止しようとする、ひとりの中年自衛官の奔走をスリリングに描く。『ダイ・ハード』を思わせる設定に加え、人間味に満ちた語り口が確かな歯ごたえを感じさせる。

  • いつか読書する日

    制作年:2005年7月2日(土)公開

    『独立少年合唱団』でベルリン映画祭新人監督賞を受賞した緒方明監督の新作は、大人の切ない恋愛ドラマ。青春時代、引き裂かれるように別れてしまった中年男女の再燃した愛の行方を描く。恋愛に不器用な50代独身のヒロインを心の機微までしっかりと表現した田中裕子の熱演が印象深い。

  • 埋もれ木

    埋もれ木

    制作年:2005年6月25日(土)公開

    『死の棘』『眠る男』の小栗康平監督から9年ぶりに届いた新作は、不思議な余韻の残る寓話的物語。美しい自然に囲まれた小さな町を舞台に、現実とファンタジーが交差するような物語が進展していく。小栗監督の寸分の狂いのない演出とこだわりの美意識を感じさせる映像の美しさは特筆もの。

  • 理由〈2004年〉

    制作年:2004年12月18日(土)公開

    人気作家、宮部みゆきの同名ベストセラーを、大林宣彦監督が映画化。高層マンションの一室で起きた不可解な惨殺事件の真相が明かされる。100名以上の人物の証言で構成されるため、映像化不可能といわれてきた物語を異色のドキュメント方式で描き切った、大林監督の斬新な演出が際立つ。

  • レディ・ジョーカー

    制作年:2004年12月11日(土)公開

    高村薫の同名小説を『OUT』の平山秀幸監督が映画化。大手ビール会社社長誘拐に潜む、社会の根源的な闇を、非凡な構成で暴き出す。ミステリーの体裁を冒頭から解体し、底知れぬ不気味さを湛えた集団劇として展開していく内容が鮮烈。善悪の概念を粉砕したハードボイルド作品だ。

  • ヴィタール

    ヴィタール

    制作年:2004年12月11日(土)公開

    『双生児』で、ほんの一瞬顔を合わせていた塚本晋也監督と浅野忠信がついに本格的にコラボレーション。交通事故で記憶喪失に陥った医学生が、恋人の遺体を解剖しながら“取り戻す”何かを凝視する。浅野の深遠な無表情の彼方に、神秘的な映画体験が待ち受ける塚本の新展開から目が離せない。

  • ニワトリはハダシだ

    制作年:2004年11月13日(土)公開

    森崎東監督が、かつて発表した傑作『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』の作品姿勢を基盤に作り上げた6年ぶりの新作。知的障害者の少年が、警察の汚職を記した帳簿を“暗記”してしまったことから、周囲の人間模様が大きな渦を巻いていく様を、活き活きと追いかける。

  • SURVIVE STYLE 5+

    制作年:2004年9月25日(土)公開

    シュールな笑いとスタイリッシュな映像でCM業界に革命をもたらしたクリエイターコンビ、関口現と多田琢が贈る、破天荒な新感覚コメディ。生死をかけて戦い続ける若夫婦、下ネタ大好きな美人CMディレクター、自分を鳥と思い込んだサラリーマンなど奇抜なキャラがわんさか登場。爆笑エピソードの数々が、意外な感動へと繋がるラストは必見です!

  • 娘道成寺/蛇炎の恋

    制作年:2004年8月28日(土)公開

    岡本喜八監督夫人、岡本みね子プロデューサーが贈る、歌舞伎を題材とした“ねじれた愛“の物語。歌舞伎の大曲『京鹿子娘同成寺』の衣装を着たまま飛び降り自殺した妹。彼女の真の死因を探るべく、妹の師匠である歌舞伎の女形に接近したヒロインが、やがて歪んだ愛の世界に没入していく姿をミステリアスに描く。監督は、『風のかたみ』の高山由紀子。

  • 69 sixty nine

    制作年:2004年7月10日(土)公開

    村上龍のベストセラー小説を、宮藤官九郎が脚色した痛快青春ストーリー。ベトナム戦争、エンタープライズ闘争、ウッドストックフェスティバル…。混沌とした1969年を背景に、若者たちの弾けるエネルギーを爆笑エピソードを重ねながら描き出す。妻夫木聡、安藤政信ら、若手スター陣がコミカルな一面を開花。脇を固めるベテラン陣の怪演にも注目を。

  • ラブドガン

    制作年:2004年6月19日(土)公開

    『プープーの物語』の渡辺謙作、6年ぶりとなる監督第2作。かつて師弟関係にあった殺し屋ふたりが対決を迎えるまでの旅模様を軸に、殺しを依頼する少女、殺し屋志望の青年の胸中を交えながら、特異な映像文体で綴る。ケレン味たっぷりでありながら、独特の湿度や情緒に満たされた一編。孤高の殺し屋を演じる永瀬正敏のストイックなたたずまいが印象的だ。

  • 東京原発

    制作年:2004年3月13日(土)公開

    東京都知事が原子力発電所を誘致する! そんな衝撃的な設定を、一種のシチュエーション・コメディのように描く野心作。誘致を推し進める都知事と、反対の立場をとる副都知事の議論が白熱する中、既に運び込まれていたプルトニウムが爆弾マニアにジャックされるという怒涛の展開。役所広司以下、演技派の面々の立体的な芝居も見ものだ。

  • 座頭市〈2003年〉

    制作年:2003年9月6日(土)公開

    勝新太郎の代名詞とも言える盲目の居合いの達人、座頭市をビートたけし本人が演じ、大胆な発想を新たに加えてリメイクした話題作。時代劇の基本路線を抑えながら、スピード感のある殺陣による斬り合いから、タップダンスを盛り込んだミュージカル風の仕掛けまで用意。テンポの良い演出で、ラストまで一気に駆け抜ける痛快時代劇エンターテインメントだ。

  • ゲロッパ!

    制作年:2003年8月16日(土)公開

    毒舌評論家としてもおなじみの井筒和幸監督が放つ人情コメディ。収監を目前に控え、引退を決意した組長のために、ソウルの帝王ジェームズ・ブラウンの誘拐を目論む子分たちの奮闘劇を、錯綜する群像模様も交えながら追いかける。どこか、わびしい雰囲気の中、それでも“やるぞ!“と息巻くヤクザたちの姿が、黒人音楽と不思議なマッチングを見せる。

  • ぼくんち

    制作年:2003年4月12日(土)公開

    『KT』に続く阪本順治監督の最新作は、なんと西原恵理子のマンガが原作。貧乏な少年兄弟を養うことになった風俗嬢を、観月ありさが威勢よく好演。しみじみと元気が出てくる人情ドラマだ。

  • 助太刀屋助六

    制作年:2002年2月16日(土)公開

    岡本喜八、6年ぶりの新作は威勢のいい時代劇。他人の仇討ちの助太刀を生きがいにしてきた渡世人が父親を殺され、自分自身の仇討ちに向き合う姿をユーモアたっぷりに追いかける。

  • 真夜中まで

    制作年:2001年8月4日(土)公開

    才人、和田誠が「怖がる人々」以来、5年ぶりに監督を務めたユーモラスなサスペンス。ジャズ・ファンの彼らしく全編に有名なジャズ・ナンバーを散りばめ、スタイリッシュな演出を披露する。

  • ざわざわ下北沢

    ざわざわ下北沢

    制作年:2001年3月3日(土)公開

    不思議な存在感のある街、下北沢の日常と、そこで暮らす人々の営みを端正に描写。下北沢の魅力と、住民の息遣いがじんわりと伝わってくる。豪華俳優陣のカメオ出演にも注目。

  • 顔〈2000年〉

    制作年:2001年2月17日(土)公開

    「愚か者・傷だらけの天使」などで男の奮闘を描いてきた阪本順治が、初めて女性を主人公にすえた人間ドラマ。どんクサく陰気なヒロインが自分の殻を破るまでを、快活に描く。

  • 新・仁義なき戦い。

    制作年:2000年11月25日(土)公開

    暴力団組織の跡目争いに翻弄される、男たちの群像をパワフルに描いたヤクザ映画。破滅的なヤクザに扮した豊川悦司と、カリスマ的な存在感も強烈な布袋寅泰の熱演に注目!

  • 五条霊戦記//GOJOE

    五条霊戦記//GOJOE

    制作年:2000年10月7日(土)公開

    浅野忠信と永瀬正敏が共演、監督に石井聰亙という豪華な顔合わせで放つ、アクション時代大作。平安時代末期の伝説の戦い、義経と弁慶の死闘を、スピード感溢れる映像でみせる。

  • 長崎ぶらぶら節

    制作年:2000年9月15日(金)公開

    第122回直木賞に輝いた、作詞家なかにし礼の同名小説を映画化。明治から昭和にかけて長崎の花街、丸山に実在した、名芸者、愛八の生涯と秘められた恋物語を端正に綴る。

  • 豚の報い

    制作年:1999年7月10日(土)公開

    崔洋一監督が前作「犬、走る…」から一転、沖縄の風土を大らかにとらえた異色ファンタジーを完成。3人の年上女性と共同生活する青年の物語に、聖地伝説が静かに交錯していく。

  • 39-刑法第三十九条-

    制作年:1999年5月1日(土)公開

    心神を喪失した者は罰しないという刑法の条文をテーマにした緊迫のミステリー。二重人格者と鑑定された殺人犯の精神を巡って、ひとりの女性鑑定人が“ある推理”を実証する。

  • 鮫肌男と桃尻女

    制作年:1999年2月6日(土)公開

    浅野忠信がパンツ一丁で逃亡劇を繰り広げる、ポップでシュールなアクション。個性豊かな男たちに追われる主人公ふたりの物語が、特異なユーモアとともに繰り広げられていく。

  • 風の歌が聴きたい

    制作年:1998年7月18日(土)公開

    「SADA」に続く大林宣彦監督の新作は、またも実話に材を得た恋愛ドラマ。聴覚障害を共に抱えるカップルが、持ち前の快活さで苦難を乗り越えていく姿がじっくり描かれる。

  • D坂の殺人事件〈1997年〉

    制作年:1998年5月16日(土)公開

    「写楽」の真田広之が今度は贋作画家に扮し、妖しい魅力をふりまく幻惑的な1編。ある秘密から殺人に至った彼の内面を、江戸川乱歩の小説を基に実相寺昭雄が端正な映像で描く。

  • 八つ墓村

    制作年:

    1970年代後半に「犬神家の一族」「悪魔の手毬唄」など5作の横溝正史原作をヒットさせた市川崑監督が、再び横溝原作に挑戦した作品。400年前、毛利家に追われた8人の落武者を、懸賞金目当てに惨殺したことから名前が付いた八つ墓村では、落武者の祟りが言い伝えられていた。そこに招かれた辰弥は、八つ墓村の資産家・田治見家の遺児であり、田治見家を支えてくれと頼まれる。辰弥は、双子の老婆、当主である兄の久弥、姉の春代ら田治見家の人たちに温かく迎えられるが不安を感じる。そして、それは的中し、久弥が毒殺され、続いて第2

  • 僕らはみんな生きている

    制作年:

    「木村家の人びと」「病院へ行こう」などの名コンビ、滝田洋二郎監督と脚本家の一色伸幸が放つ破天荒なコメディ。サラリーマンの高橋は1週間の出張で東南アジアのタルキスタン王国へ。ところが、帰国寸前に現地でクーデターが勃発。彼は、上司の中井戸やライバル会社の富田、升本とともに、激しい市街戦をくぐり抜け、ジャングルの中へ逃げ込む。しかし、苛酷な逃避行の中で、中井戸がゲリラに捕らえられてしまい……。日本の常識が通用しない世界であわてふためくサラリーマンの姿が、おかしくもせつない。そんな彼らの姿に浮き彫りにされた、世界の中の日本を見つめる視点は、シニカルで毒気たっぷり。

  • 水の旅人 侍KIDS

    制作年:

    お椀の船に乗り、時空を越えて現代の東京に流れ着いた一寸法師のように小さい老侍と、ひ弱な少年が織り成す友情を描いた心温まるSFファンタジー。大林宣彦監督が環境問題や自然保護のテーマも盛り込んだみずみずしい作品だ。全編の80パーセントを占める、ハイビジョン映像を駆使した合成シーンが見もの。

  • 女殺油地獄〈1992年〉

    制作年:

    大阪の油屋の次男与兵衛は、元締の娘小菊と許されぬ恋仲になっていた。与兵衛の乳母がわりとして油屋に奉公していたお吉は、二人を別れさせるために手をつくすが、そこには血ぬられた悲劇が待っていた……。女の情念を描き続けた五社英雄監督が、そのきわめつけともいえる近松文学に挑戦した意欲作であり遺作ともなった。

  • 病院で死ぬということ

    制作年:

    ガンの告知を受けた死期の迫る入院患者とその家族の触れ合い、そしてターミナルケア(末期医療)に取り組む医師や看護婦の姿を、ドキュメンタリー・タッチで綴った異色ドラマ。据え置きのカメラでじっくりと写し出された穏やかな映像で、死生観を安易なセンチメンタリズムに溺れることなく捉えていく。

  • 平成無責任一家 東京デラックス

    制作年:

    「月はどっちに出ている」に続く、崔洋一、岸谷五朗コンビ作品。飴屋一家の家業は詐欺師。結婚と離婚を繰り返す母のもとには父親の違う兄弟が5人。故郷、土城市の市長選トトカルチョで大損した一家は、一発逆転を夢見て、花の東京にやって来る。行く先々で様々なトラブルの種をまき散らしながらも、なんとか大金を騙し取るが、いちばん信頼していた家族の一人にハメられ……。ホームドラマというよりも、珍道中という呼び名がふさわしい、前進あるのみの詐欺師一家の物語。

  • さびしんぼう

    制作年:

    「転校生」「時をかける少女」に続き、大林宣彦の故郷・広島県尾道を舞台に、少年と少女の初恋物語が繰り広げられる。ヒロキはひそかに恋心を抱いている美少女に“さびしんぼう”という名をつけて、いつも遠くから眺めていた。そんなヒロキの前に、突然現れた道化姿の女の子。彼女も自分のことを“さびしんぼう”と名乗る。ヒロキは煙たがったが、道化の“さびしんぼう”は度々現れて、騒動を起こすのだった。そんな折、ついにあの美少女と話をする機会がやってくる……。大林映画のなかでも特に思春期の感傷に彩られた作品。二人の“さびしんぼう”と別れるシーンは、それぞれロマンティックで感動的だ。

  • 時をかける少女〈1983年〉

    制作年:

    放課後、掃除当番で学校に残っている和子。実験室の物音に彼女が様子を見に行くと、床に落ちたフラスコから白い煙、そして強烈なラベンダーの香り……。気を失った彼女は、それ以来、不思議な経験の連続。どうやらラべンダーの香りに秘密があるらしいと分かるのだが……。タイム・スリップもののSFではあるが、それらの要素はあくまで背景にとどまり、むしろ淡いラブ・ロマンスに昇華された佳編。ロケは「転校生」に続いて大林の故郷、尾道。切ないラストが余韻を残す。

  • 必殺! III 裏か表か

    必殺! III 裏か表か

    制作年:

    1作、2作目は集団対集団という戦いで、ストーリー的な散漫さが目立った。しかし3作目は、主役の中村主水を孤立させることによって、物語としても芯の通ったものになっている。江戸の両替商、ひいては日本の経済の元を握る影の男・真妙屋を敵に回した主水が、社会的に窮地に追い込まれる。ラストは、仕事人仲間の助けを借りて真妙屋の本拠地へ乗り込んでいく。TVシリーズ、約50本の演出を手掛けた工藤栄一の演出が冴え、シリーズ中出色の出来となった。特に最後の殺し合いは、彼一流の集団時代劇の大チャンバラが展開する。

  • 死の棘

    死の棘

    制作年:

    「伽耶子のために」以来6年ぶりの小栗康平の新作。高度経済成長期に入る前の日本を舞台に、ミホとトシオという結婚10年目の夫婦がトシオの浮気をきっかけに精神的な危機に陥るさまを描いたもの。全編ノーメイクでミホ役を演じた松坂慶子の演技が話題となった。島尾敏雄の自伝的私小説の映画化。

  • 眠る男

    眠る男

    制作年:

    群馬県が人口200万人突破を記念して製作した静ひつな人間ドラマ。同県出身の小栗康平が監督に当たっている。韓国のアン・ソンギ、インドネシアのクリスティン・ハキムと国際的なキャスティングも話題を呼んだ。温泉“月の湯”の湧く山間の町・一筋町。その農家に、山から落ちて意識不明になった“眠る男”拓次がいた。同級生の上村は言葉を返すこともない拓次に語りかけるうち、山奥でひっそり暮らしていた老夫婦のことを思い出す。スナックで働くティアは、町になじむにつれ、少しずつ拓次のことを知っていく。やがて訪れる拓次の死。神社で能が演じられた日、ティアは山へと分け入る。空が白む頃、彼女と上村との出会いが待っていた。

  • マークスの山

    制作年:

    第109回直木賞を受賞した高村薫のベストセラー小説を、崔洋一監督が映像化したサスペンス大作。猟奇的な犯行を繰り返す犯人のはかない半生、命を狙われたエリートたちの憔悴、そして事件の核心に迫る刑事たちの生身の姿をリアルに描く。1976年南アルプス北岳、将来を約束された5人のエリートは殺人の事実を葬りに山へとやってきた。そして同じ日、同じ山中に一家心中の車から辛うじて助かった少年・裕之がいた。それから19年後、元暴力団員、畠山と検事の松井が殺害される。松井は19年前の殺人事件に関係するエリートの一人だった。畠山と松井を結ぶ線上に弁護士の林原が浮かび上がり、一匹狼の刑事・合田は捜査妨害を受けながらも事件解決に全力を注いでいく……。

  • 天河伝説殺人事件

    天河伝説殺人事件

    制作年:

    内田康夫の同名推理小説を映画化したミステリー大作。事件を解決していくルポライター浅見光彦役に榎木孝明が扮し、さらに市川監督一連の“金田一”シリーズの警部役でおなじみの加藤武が、そのままのキャラクターで出演している。現地へ浅見が行って事件に遭遇する旅情ミステリー。

  • 青春デンデケデケデケ

    青春デンデケデケデケ

    制作年:

    直木賞に選ばれた芦原すなおの小説を、大林宣彦が映像化。1960年代を背景に、ベンチャーズに憧れてロック・バンドを組んだ少年たちの“純情”を繊細なタッチで描き出していく。青春期の甘ずっぱさを表現するのが得意な大林だけに、その切なさは心に残る。マドンナ的存在を置かないというのが、彼にしては珍しいところ。

  • 大誘拐 RAINBOW KIDS

    制作年:

    1979年に日本推理作家協会賞を受賞した天藤真の同名小説を、奇才・岡本喜八が映画化した痛快犯罪コメディ。3人の若者に誘拐された大富豪の老婆が、いつの間にかその誘拐犯のリーダーとなり、家族に100億円の身代金を要求。一方、その老婆を自らの恩人と慕う警部は、そんな実情も知らず捜査を開始。警察と老婆の頭脳戦が展開される。主人公の老婆には、岡本喜八がこの人以外にはないとほれ込んだ北林谷栄が、人間味あふれる好演を見せ、共演の緒形拳、樹木希林、嶋田久作らもユニークな持ち味を発揮した快演を見せている。

  • キネマの天地

    制作年:

    松竹が大船撮影所50周年記念として、全力をあげて取り組んだ大作。松竹蒲田撮影所が全盛だった大戦前後の時代を背景に、映画製作に夢を燃やす人々の熱い情熱を山田洋次監督がオールスター・キャストで映画化。特にこの作品で幸運なデビューを飾った有森也実が、初々しい魅力を放っている。浅草の活動小屋で売り子をしていた小春は松竹の監督に見出され、大部屋女優となった。演技経験のない小春を助監督の島田は一生懸命盛りたて、一人前の女優に育てようとする。大作の主役に抜擢された小春は監督の厳しい指導に耐え女優として成功するのだった。激動の時代を生きた映画人の讃歌ともいえる作品。

  • 首都消失

    制作年:

    巨大な円盤型の雲が突如首都圏を覆い、外部との連絡が途絶えてしまう。内に閉じ込められ、危険にさらされる2千万人の命を救出すべく、TVのレポーターと科学者たちが謎とパニックに立ち向かう。小松左京の原作をSFXを駆使して映画化した、SFパニック大作。

  • EAST MEETS WEST

    制作年:

    岡本喜八監督がアメリカ西部を舞台に描いた痛快アクション・コメディ。1860年、開国を決意した幕府は、サンフランシスコに日米修好使節団の護衛として咸臨丸を送りこむ。そこには開国を阻止するためにアメリカにやってきた刺客の健吉と、艦長護衛役の忍者の為次郎もいた。しかし船が着くやいなや、一行の秘密資金3千両が何者かに奪われてしまい、本来なら敵同士の健吉と為次郎がその行方を追うことになり……。ニューメキシコ州サンタフェでロケ撮影を行うなど、岡本監督の熱意が感じられる快作。DVDは「岡本喜八・邂逅編/STRANGERS DVD-BOX」に収録。

  • 空がこんなに青いわけがない

    制作年:

    俳優、柄本明の監督デビュー作。商事会社の課長、小林健太郎は、平凡なサラリーマン。妻は、古い家を壊してマンションにすることに熱中し、母はボケ始めている。健太郎は、OLのかおると不倫中……。そんな設定はあるものの、とり立ててドラマが起こるわけではない。ただ、平凡な健太郎の日常にちょっとしたズレが生じる様を、淡々とした映像の中に綴っていく。存在自体が無気力に見える三浦友和の好演、全編発作のような演技で場面をさらうかおる役の夏川結衣など、役者陣はいずれも印象的。映画的に成立しにくい、波風の立たない物語を、映像によって繋ぎとめた柄本監督の非凡さが光る。

  • ピーピー兄弟

    制作年:

    【“ピー“音で人気爆発!兄弟コンビの浪花漫才道】 放送禁止用語満載のエロネタを武器に人気者となった凸凹兄弟漫才師の泣き笑いを描く、人情喜劇。兄弟をサポートするヒロインに扮する新進女優、みれいゆのはつらつとした演技が印象的だ。

  • 火火〈ひび〉

    制作年:

    【目の前のいまを生きた女の真実】 実在の女性陶芸家、神山清子の苦難と克服の人生を謳い上げた一作。白血病に倒れた息子を抱えながら、己が進む道を見据え、断固としてそこで命を燃やし続けた主人公を田中裕子がカラリとした存在感で力演。また、窪塚洋介の弟、俊介が息子に扮し、誠実なたたずまいを印象づける。

  • ミラーを拭く男

    制作年:

    【人生を見つめ直した男の旅】 2002年のサンダンス・NHK国際映像作家賞受賞作を、新鋭・梶田征則監督が映画化。交通事故をきっかけに定年直前で会社を辞めた中年男が、自転車で全国のカーブミラーを拭く旅に出るロード・ムービーだ。理由も話さず、ひたすらミラー拭きの旅を続ける主人公を緒形拳が好演している感動作だ。

  • ぷりてぃ・ウーマン

    制作年:

    【オババ軍団、芝居に開眼!? 高齢劇団の奮闘を描いた快作】 芝居に第2の人生を見出した老婆からなる劇団の奮闘を、笑いと涙で綴った痛快作。それぞれに個性的で茶目っ気たっぷりの、おばあちゃんたちに扮した、ベテラン女優たちの熱演に注目!

  • 教祖誕生

    制作年:

    映画監督としても異彩を放つ才人、ビートたけしのベストセラーをベースにした社会風刺喜劇。布教活動をしている新興宗教の一行に興味本位で同行することになった青年が、やがて新たな教祖に祀り上げられ、次第に教祖としての自覚を持ち始めていく。たけし作品の助監督を務めた天間敏広の初演出作。

  • さゞなみ

    制作年:

    【優しい温もりに包まれる 母と娘の小さな幸せの物語】 山形県ののどかで美しい風景をバックに母と娘、双方の慎ましい恋物語を繊細なタッチで描写。恋愛に踏み出せないでいる主人公を等身大で演じる唯野未歩子のナチュラルな佇まいが印象的だ。

  • チキン・ハート

    制作年:

    【ダメダメ・トリオの “旅立ちの時“を豪華競演で】 定職につけない男3人衆に訪れた“変化“。『生きない』の清水浩が綴る、しみじみとした人間模様。忌野清志郎、松尾スズキ、荒木経惟という音楽・演劇・美術界を代表する面々の競演に注目!

  • 陰陽師〈おんみょうじ〉

    制作年:

    【野村萬斎の身のこなしから 平安の風が巻き起こる】 岡野玲子のコミックでもおなじみの同名小説が、スクリーンに進出。鬼や怨霊を鎮める平安のヒーロー“陰陽師・安倍晴明“を狂言師、野村萬斎が華麗な身さばきで体現、非凡なオーラを発揮する。

  • バッテリー

    制作年:

    【野球を通して描く孤高の少年の成長物語】 5巻の累計が380万部を突破した、あさのあつこの大ベストセラーを名匠・滝田洋二郎が映画化。自身の才能を信じ他人を寄せ付けない孤高のピッチャーと、その才能を見込んでバッテリーを組んだキャッチャー。少年ふたりの出会いと、やがて訪れた不協和音を軸に、家族や周囲の友人たちとの関係を暖かい眼差しで綴った感動の青春ドラマだ。

  • 降霊

    制作年:

    【哀川翔の妙演も印象的黒沢清の端正な恐怖劇】 昨年放映された黒沢清のTV作品が劇場に登場。霊能力を持った女とその夫が、少女誘拐事件の捜査に関わったことから破滅するまでを凝視する。「カリスマ」の役所広司と風吹ジュンが再共演。

  • 青の瞬間〈とき〉

    制作年:

    【大島渚も激賞した新人草野陽花のデビュー作】 日本映画学校出身の新人、草野陽花の劇場デビュー作。15歳の不良少年の恋と挫折の物語を、生き生きとした筆致で紡ぎ出す。主人公の親友役で、「独立少年合唱団」の伊藤淳史が出演している。

  • ビリケン

    制作年:

    阪本順治の「どついたるねん」「王手」に続く“新世界3部作“の最終章。大阪・新世界に建つ、通天閣に安置されているビリケン像にチンピラやホームレスなど様々な人々が願を懸けにやって来る。その願いを叶えようと、奔走するビリケンの仮想人間だったが、あることがきっかけで信用をなくし、同時にビリケン像は質屋に売り飛ばされ、超能力を失ってしまう。ビリケン像を買い戻すため、ビリケンは肉体労働を始める。その頃、住民立ち退き工作のために新世界にやってきた江影は、少年を人質に通天閣に立てこもるのだが……。“ビリケン“に扮し

  • お受験

    制作年:

    【ロックな男、永ちゃんが家族のために走る、走る!】 幼い子供の受験と父親のリストラが重なって起こる家庭内騒動を、「…演歌の花道」の滝田洋二郎がコミカルに描写。笑いの中に家族の懸命な姿をとらえた、味のある演出がさえる。

  • Beautiful Sunday

    制作年:

    【のんびりムードに切なさが不思議な味わいの群像劇】 「誘拐」から約1年半ぶりとなる永瀬正敏の主演作。とあるマンションを舞台に、個性豊かな住民たちとそれぞれの日曜日の情景が、どこか奇妙な雰囲気と映像テンポで綴られていく。

  • ご存知!ふんどし頭巾

    制作年:

    【内藤剛志主演で描くサラリーマン人情コメディ】 気弱な中年サラリーマンが正義の味方に変身する現代喜劇。ふんどしをかぶった珍妙なヒーローの活躍をトボケたユーモアとともに描く。主人公に扮した内藤剛志の妙演に注目!

  • 犬神家の一族〈2006年〉

    制作年:

    【横溝ワールドの傑作を、黄金コンビで再映画化】 横溝正史の名探偵推理小説を、横溝ワールドの大ファンである名匠・市川崑監督が映画化し、大ヒットを記録した日本映画の金字塔を30年ぶりに再映画化。よれよれ袴にぼさぼさ頭で事件を解決する名探偵・金田一耕介の活躍を、市川崑&石坂浩二のオリジナル監督・主演コンビが再登板し、豪華なオールスターキャストとともにスケールアップして描き出す。

  • アルゼンチンババア

    制作年:

    【奇妙な女性と父娘が織りなす、あたたかな感動作】 人気作家・吉本ばななの傑作小説を、『鉄塔武蔵野線』の長尾直樹監督が映画化。町外れに住む風変わりな女性“アルゼンチンババア“とのふれあいを通して、哀しみを乗り越え再生していく父娘の姿をファンタジックに描き出す。鈴木京香の“ババア“メイクもさることながら、人生最大の局面に立ち向かう少女を健気に演じる堀北真希の爽やかな存在感は必見だ。

  • はるか、ノスタルジィ

    制作年:

    青春時代を過ごした北海道、小樽を10年振りに訪れた人気少女小説家の綾瀬は、そこで自分のファンだという少女、はるかと出会う。彼女の案内で、現在の小樽を巡り始める綾瀬。そんな二人の前に、やがて高校生時代の綾瀬が姿を現したことから、彼は忌しい昔の記憶を呼び覚ます。3人で過去の記憶をたどるうち、綾瀬は次第に純真な心を取り戻して……。忘れていた自分の過去と対峙することになった中年男の心の葛藤を、幻想的に描いた好編。「転校生」「さびしんぼう」を手掛けた大林宣彦監督、山中恒原作のコンビによる詩情豊かな傑作ファンタジーだ。「ふたり」で大林と組んだ石田ひかりが、さわやかな演技で二役をこなしている。

  • 風の又三郎 ガラスのマント

    制作年:

    宮澤賢治の同名児童文学3回目の映画化。今回は原作にない女の子・かりんを設定し、彼女の目から又三郎少年の不思議さを追っていく。「女囚701号・さそり」以来、撮り上げる作品のすべてに“風“を感じさせる伊藤俊也監督の真骨頂ともいえよう。初映画化の1940年版主題歌『ドードドの歌』を、音楽の冨田勲が効果的に使用している。

  • あした

    制作年:

    「ふたり」に続く大林宣彦監督の新・尾道三部作の第2作。小型客船呼子丸が乗客9人を乗せて行方を絶ってから3ヵ月たったある日、家族や恋人を失った人々の元に、“今夜午前0時、呼子浜で待っている“という不思議なメッセージが届く。半信半疑ながらも浜に向かう人たち。そこに偶然居合わせた旅行中の女子大生、法子は、孫に会いに来たヤクザの親分の子分が幼なじみの貢であることを知る。消えた人と残された人との約束、法子と貢との約束、それぞれの思いを胸に午前0時を待つ。やがて約束の時間となり、海面から呼子丸の姿が現れ……。束の間の再会と永遠の別れを体験する彼らの、多彩な人間ドラマを描いたファンタジー。

  • RAMPO 黛バージョン

    制作年:

    1992年末に完成しながら改訂版(奥山版)が作られ、1994年6月に別々の劇場で同時公開されたミステリードラマのオリジナル版。物語の舞台は昭和初期の東京。猟奇的な新作「お勢登場」がまたもや発禁となった江戸川乱歩は、若い編集者の横溝正史から奇妙な新聞記事を見せられる。そこにはくだんの新作に似た、未亡人・静子の夫殺害の疑惑が。いつしか自らの創作した名探偵・明智小五郎と同化した乱歩は、伯爵家で“毒婦“となった静子に妖しい世界へと誘われていく……。

  • 夏時間の大人たち

    制作年:

    CMディレクターであり、「バカヤロー! 私、怒ってます」の一話を監督した中島哲也の長編劇映画第1作。小学4年生のたかしの父親が女子高生とカラオケボックスに立てこもり、母親がその篭城を撃破。いとこの夏子はヘアヌードになってしまう。大人たちのそんな行動に、たかしの疑問は迷宮に入り込むのだった。今時の少年の現在を軸に、大人たちの少年少女時代が絡み、それぞれの思いが浮かび上がってくる。

  • あいつ

    制作年:

    生まれつき体が弱く、幼なじみの貞人からいじめの対象にされている光。ある日、ひょんなことから超能力を身に着けた光は……。NHKのニューウェーブ・ドラマで注目された同局の若手ディレクター、木村淳の劇場映画デビュー作で、「女がいちばん似合う職業」の岡本健一が風変わりなエスパー少年を好演した異色の青春ドラマ。

  • RAMPOインターナショナル ヴァージョン

    制作年:

    1994年に黛版、奥山版と2バージョン製作された「RAMPO」のうち、奥山版を奥山和由が再編集し、海外でも上映された作品。奥山版をもとに未発表シーン、新しく撮影したシーンなどを加えたほか、音楽を新たに千住明が担当し、チェコ・フィルハーモニーが演奏しているのが違う点。また、ロバート・デ・ニーロがプロモーションに協力したことも話題になった。

  • 風のかたみ

    制作年:

    日本の古典文学『今昔物語』をベースにした福永武彦の小説を映画化、妖しく、あでやかな王朝ロマンが展開される。平安時代後期、信濃の若者・大伴次郎親信は、京の都に向かう途中、妖艶な女陰陽師・杜女と出会い、謎めいた笛を与えられる。笛を手に上京した次郎は、身を寄せた中納言の家でその娘・萩姫に恋をする。しかし、姫は後宮への入内が決まっている上に、色事師・安麻呂に心を奪われていた。ある日、安麻呂と萩姫が盗賊に襲われるという事件が起こり、姫の気持ちを知った次郎は姫の文を安麻呂に届けることになるが……。シナリオを読んだ岩下志麻が出演を希望した作品で、岡本喜八監督の夫人である岡本みね子が製作している。

  • ダブルベッド

    制作年:

    30代前半のテレビ・ディレクターとその大学時代の友人ら、“若い中年“をめぐる日常を描いたドラマ。夫を裏切る妻、友人を裏切る男、恋人を裏切る女など、入り乱れた人間の愛僧の世界を藤田監督が淡々と描写した一編。柄本明、岸部一徳が好演している。

  • HERO

    制作年:

    【あの人気TVドラマがついにスクリーンに】 全回視聴率30%超えを果たした人気TVドラマが、放送から6年の時を経てスクリーンに登場。木村拓哉演じる型破りな検事、久利生の前に今回立ちはだかるのは、松本幸四郎演じる無罪獲得件数日本一の超スゴ腕弁護士。東京地検最大のピンチを久利生たちはどう立ち向かうのか? タモリが森田一義の名義で24年振りに映画出演することも話題に。

  • 熱帯楽園倶楽部 THE TROPICAL PEOPLE

    制作年:

    「僕らはみんな生きている」の監督・脚本・撮影のトリオが再び結集、すべてタイ・ロケで行われた詐欺師コメディ。バンコクで添乗員をしている紺野みすずは、日本人相手のセコい詐欺師コンビ、飛田林&ジョイと知り合う。ところが他人のミスで会社から大目玉を食らった彼女が二人に急接近、奇妙な三角関係になって……。ロケ効果を活かしたエキゾチックなタイの雰囲気と、“肩の力を抜いた演技“が楽しい。

  • 電影少女 VIDEO GIRL AI

    制作年:

    『少年ジャンプ』に連載された桂正和原作の同名人気コミックの映画化で、ビデオの世界から飛び出した不思議な少女と、失恋したばかりの内気な少年との恋を描いた青春ファンタジー。大沢健と、キュートな魅力の坂上香織のフレッシュ・コンビが見もの。

  • Theショートフィルムズ みんな、はじめはコドモだった

    制作年:

    【5人の監督たちが描いた子どもにまつわる珠玉作】 朝日放送の新社屋完成を記念して製作されたオムニバス映画。“子ども“をテーマに、『パッチギ』の井筒和幸監督や『血と骨』の崔洋一監督ら日本を代表する豪華な監督たちがショートフィルムという枠で、それぞれ個性豊かな作品を撮り上げた。

  • 大阪ハムレット

    制作年:

    【人気漫画を実写映画化した笑いと涙の人情ドラマ】 『少年アシベ』などで知られる人気漫画家、森下裕美が文化庁メディア芸術大賞受賞した同名漫画を実写映画化。叔父、母、3人の息子たちが、悪戦苦闘しながら一生懸命生きていく姿を、大阪の人情味あふれる人間模様の中に描く笑いと涙のヒューマン・ドラマ。大らかな母に松坂慶子、不器用な叔父に岸辺一徳が扮し、味わい深い演技を披露している

  • 次郎長三国志

    制作年:

    【日本映画を代表するヒーローが帰ってきた!】 日本映画の定番として愛され続ける“次郎長“シリーズを、本シリーズを数多く手がけた名匠マキノ雅弘監督を叔父に持つ津川雅彦=マキノ雅彦監督が手がける期待の一作。義理と人情にめっぽう厚い清水の次郎長親分の一家と、甲州随一の極悪人の戦いの行方は?恋と涙と痛快なチャンバラがふんだんに詰まった大人のためのエンターテインメントだ。

  • 象の背中

    制作年:

    【役所広司、今井美樹の共演も話題の感動作】 秋元康が初めて書き下ろした同名小説を、『g@me』の井坂聡監督が映画化。仕事も家庭も順調、充実した日々を過ごしていた40代のサラリーマンが、ある日突然余命半年という宣告を受けたら……。残された日々を“生きる“ことを選んだ夫と、そんな夫の選択を受け止める妻の姿を通し、生きること、そして愛することの尊さを静かにうたいあげる。

  • その男、凶暴につき

    その男、凶暴につき

    制作年:

    ビートたけしの初監督作品。当初、深作欣二監督、ビートたけし主演で進められていた企画だったが、両者のスケジュールが折り合わず、たけしがメガホンを執ることになった。内容は、一匹狼の暴力刑事・我妻諒介が、親友を殺し、同僚を廃人にし、しかも妹を強姦した麻薬組織に単身挑んでいくというもの。少年たちの浮浪者殺人事件に始まる開幕から、カメラをどっしり構えた堂々の演出で、肉を裂き骨を砕く暴力の現場を、悪寒を呼ぶほどクールに切り取っている。暴力でしか自己表現できない刑事の、内面の空洞感が浮かび上がってくる演出が見事だ。

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