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『GIFT』山田裕貴「こんなにも声をかけ合うことは初めて」 現場の熱さはまさに“チームスポーツ”

ドラマ

■役者人生で“初”の体験―毎日声をかけ合う熱い現場

――“チームメイト”役の皆さんとは、どのようにチームワークを高めていきましたか?

 ある試合のシーンで、まず僕たちだけが段取りを固めるお芝居をして、その後、ベンチの皆もエキストラの方々も、フィールドにいる全員がいる状態でお芝居をした時に、みんなの顔が違ったんです。

 撮影のスケジュール上、試合のプレーだけを撮る日と、ベンチのリアクションを撮る日が別々になってしまう時があり、どうしてもその一瞬一瞬を画で切り取ることができないことも時として起きます。であれば、と思い次の撮影のために、「忘れないで! その涙!」と言ったり、「涼! その顔、めっちゃよかったから、絶対明日まで忘れないで」と言われたり、みんなで声をかけ合っていました。

――第1話の「ブルズvsシャーク」の試合は、撮影に5日間を費やしたそうですね。

 そうですね。ベンチ側を撮っている時でも、代役ではなく僕たちが実際に動いたほうが絶対に良くて、ベンチ側の顔も全然違うんです。だから僕たちは5日間でも何日間でもいいので、作品のために漕ぎまくるんです。腕がもげそうになろうが、もう上がらないとなろうが、“誰かのお芝居のため”に動きたいと思いました。

 撮影していて「今日はここまでもう少し頑張りましょう」となった時も、みんなで、“プロだからできる、絶対に”と信じ合って撮りました。

――そうした現場はこれまでにもありましたか?

 こんなにも声をかけ合うことは、初めてでした。普段は人のお芝居に対してこんなふうに言うことはないです。どうしても撮影の合間に一度リセットされてしまうので、今回はそうやってみんなでテンションを高めておく必要がある現場だと思いました。

 スタッフの方にももう一度熱を上げてもらうために、僕たちが全力で芝居する。本当に、全力です。芝居というより、“本気”ですね。もうお芝居じゃなかったと思います。

――まさにスポーツのようですね。

 僕たちが“本気”の熱さを届けることで、「あの顔を別の角度からもう一度撮りたい」というカメラマンさんや、「ちょっと待って、照明をもう一つ足したい」という照明さんもいて、本気で“チームスポーツ”でした。

 体育館の空調設備など、環境一つでプレーも変わる中で、みんながずっと明るく笑顔でやれるチームだったんです。厳しい状況もあったと思いますが、誰一人、文句の一つも言いませんでした。そこが、『GIFT』のキャストの素晴らしさで、僕は一生「この方たちともう一度仕事がしたい」と言っていると思います。

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