新体制の櫻坂46――的野美青・石森璃花・井上梨名・武元唯衣が語る、センターの覚悟とドーム公演への決意
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――現在は全国ツアー「5th TOUR 2025 “Addiction”」の真っ最中で、前半の6公演を終えました。これまでの手応えをどう感じていますか?
的野:今回は、今までのツアーとは違う挑戦的な構成になっていて、勢いのあるライブというか、観てくださっている方を巻き込むような一体感を大切にした構成になっています。私たちだけでなく、会場全体で1つのパフォーマンスを作っているような感覚があるんです。そんな雰囲気も含めて、皆さんに楽しんでいただけたらと思っています。
武元:毎公演、「Buddiesの皆さんと一緒にライブを作ってるんだな」と強く実感しています。今回のツアーは、私たちだけでは成り立たなかったと感じていて。Buddiesの皆さんの熱量や声援、すべてが一体となって、ライブが完成していますね。
これまでさまざまなライブを経験してきましたけど、年々、私たちの熱量も、Buddiesの皆さんの思いもどんどん大きくなっていて、最近ではもう“対決”に近いくらいの勢いで(笑)。私たちも負けられない気持ちでぶつかっています。
――ツアー後半では、7月に東京ドーム3days、8月に京セラドーム大阪2daysが控えています。最後にドームライブへ懸ける思いを聞かせてください。
井上:東京ドーム3days、初の京セラドーム大阪2daysという規模で、そこに立てるアーティストは、本当に数少ないと思います。だからこそ、一緒に頑張ってきたメンバーやスタッフさん、Buddiesの皆さんの思いを全て背負って、ステージに立ちたいです。
演出面でも想像を超えるものを届けられると思いますし、私たち自身のパフォーマンスもそれに負けないくらいの熱量で、期待を超えていけたらと思っています。
武元:ドームという大きな場所でライブを成功させることは、私たち自身にとっても大きな自信になります。その自信を持って立っているときこそ、最大限の力が出せると思うんです。
今の櫻坂は、「自信しかない」と言える状態にあるので、あとはそれを信じて、思いきり咲き切った姿を届けたいです。
石森:ドームって本当に大きくて、アリーナツアーのようにBuddiesの皆さんと距離が近いわけではないので、どう楽しんでいただけるかをすごく考えます。
上の方の離れた席でも「来てよかった」と思っていただけるライブにするのは難しいことですけど、だからこそ、どこの席にいても楽しんでいただけるようなライブを届けたいです。
的野:ライブって、グループの世界観や雰囲気が凝縮される場だと思うんです。でも「そのグループらしさ」があるって、当たり前のようで当たり前じゃなくて。
先輩方やBuddiesの皆さんが、たくさんの積み重ねで築いてくださったものが、今の櫻坂にはあります。だからこそ、その場所に立つ意味をかみしめたいです。
ドームという場所は、きっと一生の記憶に残る経験になると思うので、ただ気持ちを爆発させるだけでなく、もっと先の景色を見たいですし、そこから学びたいとも思っています。そして、今までの櫻坂のイメージを壊していけるくらい、もっと幅広く、層の厚いグループになっていきたいです。
(取材・文:堀タツヤ 写真:小川遼)