クランクイン!

  • クラインイン!トレンド

小林聡美が思う家族や友人との心地よい形「距離感を持ちながら味方でいてくれる」

エンタメ

◆「手を加えない人力のリアルがあるところ」が舞台の面白さ



――小林さんにとって、舞台と映画やドラマなど映像作品の違いはどんなところにありますか?

小林:圧倒的に違うのは、やっぱり舞台は後で人の手が加えられないまま物語が進行していくところですね。映画やドラマは素材を編集というかたちで繋げて、作り上げていく。俳優が関わってる時間は全然違いますが、それぞれ面白いです。

けど、私は舞台の方が大変かな。千秋楽になるまで終わらない、同じ物語を同じ気持ちでやり続けなきゃいけない、同じ夢を毎日見続けるみたいな、そういう感覚になりますね。毎日その時間を体験するという、体を通るエネルギーが、やっぱり舞台は独特で強いと思います。

――舞台の面白さはどんなところでしょうか。

小林:ワクワク感ですかね。緊張感と裏腹な感じもあって、さっきも言いましたけど最初から最後まで手も加えず、物語を最後まで立ち上げていくというのが舞台の面白いところ。今AIがすごく発達してるし、「犬がこんなことを!」って感動したショート動画もAIだったりするじゃないですか(笑)。そういうことがなく、何が起きてもそのまま進行していくっていう、ライブの楽しさと面白さっていうのが舞台の1番の魅力かなと思います。手を加えない人力のリアルがあるというところですかね。

――前回『阿修羅のごとく』でも、演出の木野花さん、脚色の倉持裕さんとご一緒されましたがおふたりの印象はいかがですか?

小林:木野さんは本当に演劇に情熱を最大限に注ぐ、演劇がすごく好きな演出家。誰よりも稽古場で熱く役やシチュエーションについて説明してくださる方で、それに役者たちも刺激を受けて、作品がどんどん熱いものになっていった印象があります。

倉持さんは非常に冷静な視点で原作のエッセンスを選び取るセンスがすごくいい方。長くてボリュームのあるものを面白くまとめてくださるので、今回も楽しみにしていますし、安心もしています。

舞台『岸辺のアルバム』キャスト陣
――共演の皆さんの顔ぶれですが、夫役の杉本哲太さんとは『団地のふたり』でもご共演されましたし、1998年公開の映画『キリコの風景』ではご夫婦役を演じられています。

小林:この間ドラマで久しぶりにお会いした時は、30年前に夫婦をやった時とはまた印象が随分変わっていたというか。30代の私たちと60になった私たちとだと、やっぱり過ごしてきた時間もあるし、肩の力も抜けて緊張せずに対面できる雰囲気がありました。すごくチャーミングで可愛らしい方なのですが、今回演じられるある意味“昭和の頑固なお父さん”の杉本さんも、ちょっと不器用で一途な雰囲気がぴったりだし、すごく楽しみです。

――お子さんを演じられる芋生悠さん、細田佳央太さんとは初共演です。

小林:芋生さんはその佇まいに嘘がないというか、どの役柄を見てもその人がいるっていう、その世界をリアルに感じられる俳優さんだと思っていて。その役としていてくれるだけで、そこを説得力のある空間にしてくれる俳優さんという印象があります。

細田さんはやっぱりこの大きな目がとても魅力的で。なんかワンちゃんみたいじゃないですか(笑)。ドラマで同じ役を演じられた国広富之さんにも、眼差しがストレートで素直な感じがすごく似ている気がしていて。あんな澄んだ目で見つめられたら、お母さんはなんでもしてあげたいと思うのではないかなと。

――田島家にとってのキーパーソン、謎の多い男を演じられる田辺誠一さんはいかがですか。

小林:『法廷のドラゴン』でもご一緒しましたが、あの時はまた全然違う天然の役で。田辺さんご自身はどんな方なのか、私もちょっと実情が掴みきれていないので、ミステリアスという意味ではまさにミステリアスな感じでワクワクしています。

次ページ

◆さまざまな世代の後輩から憧れられる小林聡美が憧れた存在とは?

3ページ(全4ページ中)

この記事の写真を見る

関連情報

あわせて読みたい


小林聡美 の関連記事

最新ニュース

クランクイン!トレンド 最新ニュース

おすすめチケット

powered by ローチケ

おすすめフォト

おすすめ動画

最新&おすすめ 配信作品

注目の人物

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る