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上白石萌歌、声優初挑戦映画で「姉・萌音をもっと大事にしなきゃって」

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 アフレコ中はくんちゃんと同じ動きをしたり、一緒に泣いたり笑ったり、とにかく「声に感情を乗せていくこと」に尽力していったという。時には自宅で体全体での感情表現を試し、「頭から爪先まで、体全部を使って」挑んだとか。それだけ細田監督が今回描いた“4歳児”はとにかくリアル。つまりパワフルということ! 

 「自分の中に何も残さず、“出し切る”ような感じでお芝居をするのが難しくて。でも小さい子って毎日そのくらいエネルギッシュに全力で生きてるんだと思うと、いいなって思いましたね。小さい子って、眠くなると充電が切れたように眠るじゃないですか。アフレコ中は自分がくんちゃんだと思ってたので、家では小さい子のようにパタッと寝ていた気がします(笑)」。

 作中では、いきなり現れた妹の存在に嫉妬しつつ、少しずつくんちゃんが成長していく姿も描かれる。そんな兄妹の光景に何か思うことは?

 「私は妹なので、映画で言えば“嫉妬される”側なんですけど、でも兄弟間の嫉妬の感じというのはわかるんですよね。姉の方が何かが得意で私の方が不得意で…というのはありましたし。ただこの映画を通して思ったのは、“姉の苦労”ですね。もっと大事にしなきゃ、って思いました(笑)」

 ここ2年、ミュージカル、映画とさまざまなジャンルで活躍の場が広がっている彼女。今作では初の声優、そして主演という大役に挑んだ。

 「ジャンルを問わず、とりあえず“挑戦してみる”ことって大事だな、と今は思ってるんです。10代は新しい経験をたくさんしたいなと思っていましたし、それぞれのお仕事、役からもらうことがたくさんあって、自分の中でも“色”が増えていきました。今回の役も挑戦することで『もっと違う自分になれるかもしれない』と思えたんですね。これからも自分を固めず、いろんな枠に柔軟にハマっていけるお芝居をすることが目標です」(取材・文・撮影:川口有紀)

 映画『未来のミライ』は全国公開中。

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