中山優馬主演『189』 追加キャストに吉沢悠、平泉成、寺西拓人ら
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俳優の中山優馬が主演を務め、女優の夏菜がヒロインを演じる映画『189(イチハチキュウ)』より、俳優の吉沢悠、平泉成、中山のジャニーズ事務所の後輩・寺西拓人ら7名の追加キャストが発表された。
【写真】映画『189』主演の中山優馬、ヒロイン役の夏菜
本作は、実際に起こった事件をモチーフに、児童相談所虐待対応ダイヤル“189(いちはやく)”に助けを求める小さな命を救うため奔走する児童虐待対策班の活動を描くヒューマンドラマ。主演の中山が、主人公で東京都の児童相談所で虐待対策班に配属されたばかりの新米児童福祉司・坂本大河役を演じ、夏菜が大河とバディを組む児童虐待対策班の弁護士・秋庭詩音役にふんする。監督は、勝新太郎、北野武のもと助監督を務め、ドラマ『HERO』(フジテレビ系)など数々のドラマ、映画を手がけてきた加門幾生。
吉沢が演じるのは、中山演じる大河と敵対する、娘を虐待をする父親・増田勝一役。中山とは、1月から4月まで放送されていた『連続ドラマW トッカイ ~不良債権特別回収部~』(WOWOW)に続いての共演となる。
主演の中山を「とても真摯に役に向き合う方で、それでいて全体を見渡せる主役でした」と評した吉沢は、「役柄とはいえ虐待をする父親を演じさせていただいたので、加門監督とは毎撮影、感情や行動心理など入念に話し合いをしました」と撮影を振り返り、「『189』が生まれた現実を多くの人達に知ってもらう必要な映画だと思っています。まずは本当に「189」って何? って事を知って欲しいと思います!」とコメントした。
平泉が演じるのは、主人公・大河の祖父・坂本清役。「30年以上前に助監督時代の加門監督と『その男、凶暴につき』(北野武監督/1989年)で関わった」と感慨深げに語る平泉は、「ぜひこの映画を見て、少しでも多く虐待が無くなって平和な世の中になったら良いなと思います」とメッセージを寄せた。
中山のジャニーズ事務所の後輩で、映画初出演となる寺西がふんするのは、大河が訪問するアパートにてネグレクトの疑惑がある男・木村来夢役。寺西は、「手放しでハッピーになれるような作品ではないかもしれませんが、ぜひ観て欲しいです。この作品を通して、誰かの意識が少しでも変わることを祈ります」とコメントした。
そのほか、大河の上司で共に児童を守る多摩南児童虐待対策課課長・安川信弘役で前川泰之、本作のキーパーソンとなる、虐待を受け児童相談所に保護される勝一の娘・星羅役で太田結乃、勝一の妻で自身も娘の虐待に加担してしまう星羅の母・典子役で灯敦生、星羅の虐待の手がかりを探るために大河と詩音が訪れる上越妙高児童相談所所長・青島守役でコロッケこと瀧川広志が出演する。
映画『189』は、今冬全国公開。
今回発表された追加キャストのコメント全は以下の通り。