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江口洋介&本木雅弘は「同じ時代を生きた仲間」 無言で通じ合う“信頼感”

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 エンターテインメント大作である一方、家族との距離感も劇中では描かれている。江口、本木ともに子を持つ父親。江口は「以前は僕の方から一方的にしゃべることが多かったのですが、子供が少し大きくなったので、社会に起きていることをどう思うか耳を傾けるように心掛けています。こういう作品を観てどう感じるのか語り合いたいですね」と笑顔で語る。

 本木は「三島はやや古めかしいお父さん像。家庭には首を突っ込まない。実際の私は…ナルシスティックな奴だと思われてるかもしれませんが、それはすべてコンプレックスのなせる業なんです。唯一家族の前ではコンプレックスを丸見せ状態なので、かなりダメな大人の見本です。子供たちにとっては反面教師なのかもしれませんね」と苦笑いを浮かべながら、子供との距離感を垣間見せていた。

 「95年当時とは、原発に関する国民の意識も違う。アクション映画としてはもちろん、脚本の素晴らしさや社会性という意味でも“これは伝わるな!”と思いました」と作品をアピールする江口。本木も「映画の中で描かれている“仮面をつけた沈黙の群集”が自分そのものだなって実感しました。世の中で起きる大きな出来事を深く把握せず自分の価値観を覗いてみたことがなかった。目線をずらして色々な人の立場や考え方を知ることが大事なんだなってことを学びました」と作品の持つメッセージを真摯に受け止めていた。(取材・文・写真:磯部正和)

 映画『天空の蜂』は9月12日より全国公開。

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